九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

教会

猛暑の鹿児島に巡回

今日、私が住む熊本県が梅雨明けしました。 先週はずっと猛暑が続いていたので、梅雨はどこに行ったのかと思っていましたが、まさか梅雨明けとは。まだ6月なのに。 梅雨入りは6月11日でしたので、梅雨の期間は2週間ほどしかなかったことになります。 もちろ…

大阪での日曜日

昨夜遅く、大阪での出張を終えて人吉に戻りました。 日曜日の午前中は大阪ハリストス正教会で聖体礼儀。 西日本教区の司祭全員が(全員といっても6人ですが)陪祷する聖体礼儀は、コロナ禍以降では初めてです。 私の九州着任直後の2019年10月に、大阪での聖…

大阪出張2日目

昨日朝、鹿児島空港を飛び立って、大阪ハリストス正教会に出張しています。 昨日は司祭会議。 今日は西日本教区の理事会。明日の教区会議(年次総会)に上程する議案を検討するものです。 会議の合間に、配布資料の印字やとじ込みなども司祭たちで行います。…

熊本で聖五旬祭 聖霊降臨がもたらしたのは「福音宣教」

今日は熊本ハリストス正教会に巡回。復活祭から50日目の聖五旬祭の祈祷を執り行いました。この聖五旬祭とは旧約の信仰(今日のユダヤ教)では、過越祭から50日目の祭日のことでしたが、キリスト教ではキリストの復活の後の聖五旬祭の日に起きた「聖霊降臨」…

福岡で主の昇天祭 ウクライナ出身信徒のこと

昨日は福岡伝道所で、主の昇天祭の聖体礼儀を執り行いました。 イコン「主の昇天」(人吉ハリストス正教会蔵) 主の昇天祭は、キリストが復活から40日目に昇天したこと(ルカ24章、使徒1章)を記念するもので、復活祭に次いで重要な12の祭「十二大祭」の一つ…

初めての小倉での聖体礼儀

先週の日曜日は九州着任後、初めて北九州市の小倉で聖体礼儀を行いました。「地区集会」というスタイルです。 前日の土曜日は熊本で講演を行い、終了後に小倉まで移動して宿泊しました。人吉から片道300㎞近い大移動です。 日本正教会は明治期、全国に教会を…

鹿児島と人吉で祈祷 自分の交通事故のことは後回し

一昨日は九州道で事故に遭って大変でしたが、九州には私以外に神父がおらず、誰にも代わってもらえませんので、昨日は朝から予定通り鹿児島ハリストス正教会に行き、聖体礼儀を執り行いました。 www.youtube.com 鹿児島教会の敷地にはたくさんの植物が植えら…

熊本巡回と高齢信徒へのケア

昨日は熊本ハリストス正教会に巡回。復活大祭の聖体礼儀を執り行いました。 今年の復活大祭の祭日は4月24日で、それ以後は毎週日曜日ごとにテーマがあって「○○の主日」という名称もついており、聖書の朗読箇所も当然違うのですが、私は一人で4教会を兼務して…

人吉での復活祭と廻家祈祷

昨日は人吉ハリストス正教会で復活祭の祈祷を行いました。 www.youtube.com 復活祭の祈祷は、聖堂の外を一周して回る十字行でスタートします。4月24日の鹿児島での祈祷は大雨で十字行を取り止めましたが、今回は朝から晴天で十字行をすることができました。 …

チャイコフスキーとウクライナ

4月24日以降、毎週日曜日は九州各地の教会を巡回して復活祭の祈祷を行っています。 明日はホームグラウンド(?)の人吉教会での復活祭です。 連休で出張している間に雑草が猛烈な勢いで伸び、復活祭の開式の十字行(聖堂の周囲を行列すること)にも支障をき…

福岡と鹿児島へ 出張続きのGW

久しぶりの投稿です。 4月30日の午後から4泊5日で福岡に出張。5月4日の夕方にいったん帰宅して、5日は鹿児島に日帰り出張でした。 ゴールデンウィークはほぼ丸々、出かけていたことになります。 5月1日(日)は福岡伝道所で、復活祭の聖体礼儀を行いました。…

鹿児島で迎えた復活祭

鹿児島への出張三日目。今日はいよいよ復活大祭です。 復活大祭の祈祷は深夜に開式し、日の出前に終わらなくてはならないというのが正教会の定めです。聖書には、日曜日の夜明けにマグダラのマリヤらがイエスの墓に行った時、既にイエスは復活した後で墓には…

聖大土曜日 死から復活への移動日

今日は復活祭の前日の聖大土曜日。日本正教会用語では「聖大スボタ」といいます。スボタとは「安息日」を意味する教会スラブ語で、曜日としては土曜日のことですが、わが国では馴染みがない単語なので、私は一般向けの文章では「土曜日」と表記しています。 …

聖大金曜日 キリストの受難の記念日

今日は聖大金曜日。キリストの受難の記念日です。 平日の祈祷は人吉ハリストス正教会で執り行っていましたが、今年の復活祭の当日は鹿児島の巡回日に当たっていたので、金曜日と土曜日の祈祷も鹿児島で行うことにしました。 昼に鹿児島ハリストス正教会に到…

聖大木曜日について

今日は復活祭前の木曜日。正教会では聖大木曜日(Holy Great Thursday)といいます。キリストが十字架につけられる前夜、12人の弟子たちと囲んだ晩餐を記念します。 一般的には「最後の晩餐」と呼ばれますが、正教会ではこの時にキリストがパンと葡萄酒をご…

受難週間の祈祷 & ウクライナ支援活動の進展

今週は復活祭前の1週間「受難週間」(Passion Week)です。読んで字のごとく、キリストの受難を記憶する期間であり、毎日祈祷を執り行っています。 月曜日から水曜日までは、それぞれ7つの祈祷(早課、一時課、三時課、六時課、九時課、晩課、先備聖体礼儀)…

聖枝祭 「枝」とは何の木の枝?

今日は人吉ハリストス正教会で聖枝祭の聖体礼儀を執り行いました。聖枝祭とは復活祭の1週間前の日曜日で、イエスのエルサレム入城を記念する祭日です。 www.youtube.com ヨハネによる福音書12章では、エルサレム市民がシュロの枝を持ってイエスを迎えたとあ…

二人のマリヤにささげた週末

先週の土曜日は人吉ハリストス正教会で、大斎第五土曜日の早課と聖体礼儀を執り行いました。 この日は生神女(イエスの母)マリヤに捧げられた日であり、早課の中で司祭が生神女を讃美するアカフィストという祈祷文を朗読することから、「アカフィストのスボ…

生神女福音祭 そもそも「福音」って何?

私の住む人吉では、日中の気温は連日20℃を超え、桜もほとんど散ってしまいました。教会の敷地に勝手に生えている菜の花もすくすく成長し、雑草のレベルを通り越してちょっとした茂みのようになっています。第三者的に花を眺めている分には良いかもしれません…

福岡に巡回 来月はもう復活祭

先週末は福岡伝道所に巡回しました。 出張の時に持ち歩いている黒い布を台にかけて、にわか大斎モードに模様替えしました。 大斎カラーの黒布 www.youtube.com 聖体礼儀ではいつも通り、ウクライナでの戦禍に苦しむ人々の救いと世界平和の実現を祈念して、晩…

教会の新年度とは?

今日は4月1日。わが国では一般に新年度とされています。 これは、明治新政府が官公庁の会計年度を4月1日始まりとしたことに由来します。これに引っ張られる形で、学校の学年や多くの民間企業の会計年度も4月始まり・3月締めになっています。 私が以前勤めて…

鹿児島でのご縁 ウクライナ避難民支援に向けて第一歩

先週末は鹿児島ハリストス正教会に巡回しました。 土曜日の夕刻に教会に着いて、妻と二人で聖堂内の内装を黒色に模様替えしました。鹿児島の聖堂は広いので、作業に1時間ほどかかってしまいましたが、いかにも「大斎の正教会」という姿になって満足です。 聖…

熊本へ巡回 田原坂で西南戦争について思う

先週末は熊本に巡回しました。 熊本ハリストス正教会は約140年の歴史がありますが、いまは所属信徒が3世帯まで減ってしまい、細々とやっています。 大斎の装飾用の黒い布も調達できないので、人吉から持参して祈祷の間だけ祭壇にかけています。 熊本ハリスト…

信仰は権力に屈しない 正教勝利の主日

先週末は福岡に巡回していました。 www.youtube.com 福岡伝道所にはウクライナ出身の女性信徒が通っています。 彼女の故郷のドネツクは、まさにロシア軍に蹂躙されている地域です。わが人吉のように、不可抗力の自然災害だったならともかく、戦争という「人…

東日本とウクライナ 理不尽に命を奪われた人々への祈り

昨日、3月10日は1945年の東京大空襲で、10万人を超える東京都民が亡くなった日です。 太平洋戦争は1937年の日中開戦、つまり日本の中国への軍事侵攻が発端ですが、為政者が始めた戦争に多くの一般市民は責任がありません。よって彼らが攻撃対象とされ、いく…

シリアの聖エフレムの祈り「兄弟を裁かせないでください」

いよいよ大斎(Great Lent)、つまり4月24日の復活祭を迎える前の7週間の準備期間に入りました。 「大斎初週」、つまり大斎に入って最初の一週間は特に重要で、「大斎初週祈祷」という一連の祈祷が朝から晩まで行われます。 もっとも修道院などとは異なり、…

大斎のスタートは「赦し合い」から

今日は人吉ハリストス正教会で聖体礼儀を行いました。 大斎前の最終日であり、酪農製品を食べ尽くす日曜日という意味で「乾酪の主日」(Cheese Fare Sunday)、また夕刻の赦罪の晩課で参祷者全員が自らの過ちを互いに赦し合うことから「赦罪の主日」(Sunday…

ウクライナと全世界の戦禍に苦しむ人のための祈り 毎週続けます

ウクライナへのロシア軍の侵攻が始まって2週目に入りました。 先週末の鹿児島巡回では、戦争で理不尽に生命を奪われたウクライナ市民のために永眠者祈祷(死者の連祷)を献じました。 しかし、戦闘は拡大の一途であり、国外に逃れた人々が既に100万人を超え…

人吉教会の信徒総会

昨日は人吉ハリストス正教会で「蕩子の主日」の聖体礼儀を行いました。蕩子の主日とは、聖体礼儀の中で福音書から「放蕩息子のたとえ」(ルカ15:11-32)が読まれることにちなむ呼称です。 聖体礼儀の説教「放蕩息子のたとえが示す意味」 www.youtube.com 「…

税吏とファリセイの主日 他人と自分を比べることは不幸の源

昨日は熊本ハリストス正教会で聖体礼儀を行いました。 www.youtube.com 教会暦は復活祭(今年は4月24日)の前の約7週間を、節制によって復活祭を迎える準備をする期間「大斎」(おおものいみ)とし、さらに大斎に入る前の3週間を大斎準備週間としています。 …