九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシア・ウクライナの西洋音楽の開祖 ボルトニャンスキー

本日、10月28日はロシアの作曲家、ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825)の誕生日です。 ドミトリー・ボルトニャンスキー ボルトニャンスキーは1751年、ウクライナ(当時はまだロシア領ではなくコサック国家)のフルーヒウで、ウクライナ人聖職者の子…

榎本武揚 ニコライ大主教との接点

本日、10月26日は旧幕臣・榎本武揚(1836-1908)の命日です。 榎本武揚(1868年) 榎本は戊辰戦争の最終決戦である箱館戦争で、旧幕府軍の最高指導者だったにもかかわらず、生き延びて明治新政府で活躍し、後に大臣も歴任するという極めて珍しい経歴の持ち主…

イコンは偶像ではない 第七全地公会記念日

昨日は鹿児島ハリストス正教会に巡回していました。 全国的に秋が深まってきた感がありますが、昨日の鹿児島は28℃。さすが南国です! 鹿児島ハリストス正教会での聖体礼儀 www.youtube.com 帰宅すると、横浜在住のWさんから贈られたギリシャ製のイコンが届き…

140年前の日本正教会

本日、10月21日は早稲田大学の創立記念日です。 明治維新の元勲の一人の大隈重信が、前身の東京専門学校を明治15(1882)年10月21日に開校して、今日で140年となります。 本日10月21日は #早稲田大学 の前身である東京専門学校が1882年に開校してから140回目…

人吉が生んだ偉人 犬童球渓

本日、10月19日は唱歌『旅愁』『故郷の廃家』の作詞者である犬童球渓(いんどうきゅうけい 1879-1943)の命日です。 犬童球渓(1879-1943) 人吉市では毎日正午に、『旅愁』のメロディーが防災放送で時報代わりに流されます。事実上の市歌のように親しまれて…

人吉で生神女庇護祭 生神女の「庇護」とは?

昨日は人吉ハリストス正教会で生神女庇護祭(祭日は10月14日)の聖体礼儀を執り行いました。 人吉教会は「生神女庇護聖堂」、つまり生神女庇護を記念した聖堂なので、生神女庇護祭は教会の記念日(堂祭)となります。 人吉教会での生神女庇護祭聖体礼儀 www.…

博多と熊本に出張中

一昨日から出張中です。 昨日は博多で宗教法人実務研修会を受講。 これは宗教行政の監督官庁である文化庁と各都道府県が共催するものです。 内容は宗教法人の事務担当者向けに、宗教法人法や税法などの法令知識と行政の諸手続き、税務会計関係の実務のレクチ…

熊本に巡回 10月9日は何の祭?

昨日は熊本ハリストス正教会に巡回しました。 熊本ハリストス正教会での聖体礼儀 www.youtube.com この日は嬉しい申し出がありました。 熊本教会の信徒数は2世帯3人まで減っているのですが、執事長の奥様から洗礼の申し出がありました。 執事長のお宅は明治…

十字架を讃美するとはどういう意味か

一昨日は福岡伝道所に巡回し、十字架挙栄祭の聖体礼儀を執り行いました。 www.youtube.com 十字架挙栄祭では聖堂の中央に花で飾り付けた十字架を安置し、参祷者はそれに伏拝(ひれ伏すこと)して讃美することが正教会の伝統です。 聖体礼儀では祈祷の終了時…