一昨日から出張中です。
昨日は博多で宗教法人実務研修会を受講。
これは宗教行政の監督官庁である文化庁と各都道府県が共催するものです。
内容は宗教法人の事務担当者向けに、宗教法人法や税法などの法令知識と行政の諸手続き、税務会計関係の実務のレクチャーです。
私自身は10年近く前に前任地で受講していますし、そもそも福岡県内の宗教法人の代表ではありませんから(福岡伝道所は法人格未取得)参加する義務はありません。しかし、将来福岡に正式に教会を立ち上げるにあたり、県の窓口や手続きの手順について今から知っておこうと思い、参加しました。
実際に会場に行ってみると、見るからに若手の事務員という風情の方たちばかりで、僧侶神職(当然ながら研修の対象団体は神社仏閣が圧倒的に多い)の方はあまり見かけませんでしたが、こちらは実質的に個人事業主みたいな団体で、私は代表で聖職者であると同時に事務員でもありますから、まあ仕方ありません。
昨日は熊本に移動して講演。
5月に熊日新聞社でウクライナの歴史とアイデンティティをテーマに講演しましたが、それを聴講した熊本県退職者連合の事務局長から、10月の総会で基調講演してほしいと依頼されたのです。
熊本県退職者連合とは、労働組合の全国組織「連合」に所属する組合専従者のOB組織です。
団体として「反戦・平和」を求めており、今のウクライナ戦争について組合員に考える機会にしたいとのことでした。
会場は熊本城前の熊本市民会館の大ホールです。
ウクライナの歴史と人々のアイデンティティを中心に1時間強、お話しました。
首都圏にいた頃と比べて、教会外の方たちにお話しさせていただく機会は少なくなったのですが、宣教云々ではなく、自分のこれまでの知見が人のお役に立てるよう、今後も努めたいと思います。