先週末の5月4日(日)は人吉ハリストス正教会に巡回して、復活大祭の聖体礼儀を執り行いました。
開式前にイリヤ兄(仮名)の洗礼式を執行。
イリヤ兄は正教会に関心を持って、宮崎県えびの市から人吉教会に8年近くも通っていましたが、洗礼の決心はつかないままでした。
しかし広島への転勤が決まって、ようやく洗礼を決意し、この日を迎えました。
イリヤ兄は長年の受洗への迷いが吹っ切れたのか、とても良い表情でした。
私としても、自分の着任前から通ってきていた人を正式に兄弟に迎えることができて本当に嬉しく思いました。
本人は既に広島に転居しているので、今後人吉に通うことは無理ですが、私は福岡に常駐しているので、今後も彼の信仰生活をフォローしていこうと思います。
午前10時から十字行と開式の祈祷をスタート。
祈祷の最後に信徒が持参したイースターエッグなどを成聖しました。
祈祷後は集会室で祝賀会を開きました。
普段の人吉教会の参祷者は数人しかいませんが、この日は15人いました。
人吉の信徒のほとんどが親戚で、そのためこの日の参祷者の多くも同姓ばかりだったのですが、復活祭に加えて、8年も通って「おなじみ」になっていたイリヤ兄の洗礼ということもあったのでしょう。たくさんの人々が集まりました。
復活祭と洗礼式のダブルの喜びを、ともに分かち合った一日でした。