九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

重要文化財・豊橋聖堂の修復成る!

先週末の5月11日(日)は愛知県豊橋市豊橋ハリストス正教会に出張しました。

重要文化財聖使徒福音者マトフェイ(マタイ)聖堂の修復成聖式に陪祷するためです。

修復された重要文化財豊橋ハリストス正教会

豊橋の聖堂は1915年成聖。日本正教会の聖堂で国の重文指定はニコライ堂、函館に次いで三件目です(現在は京都も指定されて四件)。

建立から100年以上経って劣化が著しくなり、コロナの渦中ながら2021年に全面的な修復工事に着工。昨年秋に竣工し、今回の成聖式に至ったものです。

聖体礼儀と成聖の祈祷はセラフィム府主教の司祷、私を含む西日本教区の司祭5人の陪祷で執り行われました。

 

聖体礼儀の前の三時課という祈祷の中で、豊橋教会のアルセニイ兄が誦経者に祝福(主教による正式な任命)されました。

アルセニイ兄は豊橋教会のみならず、教区でも役員を務めてくださっている長老ですので、実にめでたい限りです。

誦経者の祝福

聖体礼儀には豊橋と名古屋、さらに関西方面の信徒が多数参祷。また、修復工事の関係者も招待されていて、100名を超える出席者がありました。

豊橋の聖堂は日本正教会の中ではかなり大きい方ですが、それでも聖堂が人々で埋め尽くされて壮観でした。

セラフィム府主教の説教

祈祷中の聖堂

式典の最後に聖堂内の各所に聖膏(聖霊の恩寵のしるしとして成聖された特別な油)を管轄司祭のソロモン神父が塗りました。

これは聖堂を新築した時にも行われますが、聖堂とそこに集う信徒を神が祝福してくれるよう願うものです。

聖膏の塗布

ソロモン神父は昨年6月、大阪での教区会議時に司祭に叙聖。8月、それまで常駐司祭不在だった豊橋教会に新任司祭として着任し、修復工事中の教会をマネジメントすることになりました。

ソロモン神父(左)とセラフィム府主教

 

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工事で殺風景になっていた聖堂の外構を、神父自ら作庭してきれいに整えました。

聖堂の周囲はソロモン神父が作庭

豊橋の信徒世帯は50世帯ほど。九州全体の信徒数より多いですが(むしろ九州が少なすぎ)、これだけの歴史ある聖堂を維持していくのは大変だろうと思います。

今後の豊橋教会の発展を祈るばかりです。