九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

師走の「師」は神父も含まれるかも…

今日は冬至。2021年もあと10日となりました。

12月は師走といいますが、これは師、すなわち僧侶が読経のためにあちこち訪問するのが忙しく、それで「師馳す」(しはす)と言われたことに由来すると何かで読みました。

 

さて、日曜日に鹿児島での降誕祭の行事を終えて人吉に戻ってから、年内に終わらせたいことを猛ピッチで進めています。

 

月曜日は依頼されていたパニヒダ(永眠者祈祷)を2件、人吉ハリストス正教会で献じました。

1件は人吉教会所属信徒のお父様で、この日がご命日。もう1件は妻の職場の先輩でルーマニア出身の方のお父様です。

人の永眠に暮れも正月もありませんし、むしろ年末年始の時期に亡くなる人が多いくらいですから、お祈りする機会も多くなります。

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人吉教会でパニヒダ。糖飯は妻が作ったもの

妻も司祭館の掃除と並行して、朝から糖飯を作って大忙しでした。

 

その後は、教会報の新年号を年内に発送しなくてはならないので、原稿書きに没頭。2月11日に大阪教会で教区主催の講演会の講師を頼まれているので、その告知文もつけました。

 

さらに今日は娘と病院に行き、インフルエンザの予防接種。

娘は妻と同じ保育園で働いていますが、園内でのインフルエンザの流行に繋がらないよう、予防接種を求められています。

また私自身も前任地で、体調不良を我慢して信徒宅でのパニヒダを執り行っていたら、翌日に熱が上がってインフルエンザだと分かり、そこのご家族にも移っていたという苦い経験があります。

そのため、神父が流行性の病気になるのは信者さんに迷惑をかけることだと痛感し、それ以来毎年インフルエンザの予防接種を受けるようにしています。

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インフルエンザの予防接種のため病院へ

厚労省が発表しているデータを見ると、前期(昨年末から今年初め)のインフルエンザ感染者数は異常なまでの少なさだったそうですが、今期は前期よりさらに少ないペースで、まだ全国で数十人しか感染者は出ていないようです。

コロナの感染防止対策がインフルエンザにも効果があったからだそうで、それならわざわざ数千円払ってインフルエンザの予防接種を受けるのはお金の無駄のように思えなくもないのですが、やはり人と接する仕事である以上、備えあれば憂いなしと思っています。

 

帰宅して1時間ほどすると、コロナワクチンの副反応の時と同じような猛烈な倦怠感に襲われました。これまでインフルエンザのワクチンでこんな経験はなかったのですが、出張続きで体が疲れていたのか、体質が変わってしまったのか、理由は分かりません。

しかし麻酔がかかったように、起きていることができなくて3時間くらい熟睡してしまいました。

 

夕方に目覚め、夕食後に急いで教会報を印刷。

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教会報の新年号

年賀状も書くつもりでしたが、それは明日以降に持ち越しです。

 

冒頭で、お坊さんが忙しく走り回るから師走というと書きましたが、師とはお坊さんだけでなく神父である私も含まれているのかも知れません…

鹿児島でクリスマス

今週末は鹿児島に巡回していました。

 

昨日の午後は鹿児島に発つ前に人吉ハリストス正教会に寄り、妻と降誕祭の飾り付けをしてきました。

人吉での降誕祭は来週の日曜日に執り行います。

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人吉ハリストス正教会の降誕祭の飾り付け

ドライフラワークリスマスリースは妻の手作りです。

 

今日は鹿児島ハリストス正教会で降誕祭を執り行いました。

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鹿児島ハリストス正教会のクリスマスツリー

聖体礼儀はいつも動画に撮影しているのですが、今日は失敗してしまって祈祷の写真も動画もありません。済みません。

 

祈祷後は信徒会館で持ち寄りによる祝賀会を行いました。

コロナ対策で教会での会食はどこでも自粛の傾向にありますが、鹿児島市内は今のところ新規感染が収束しており、信徒からの要望もあったので会食をすることにしました。

ルーマニア出身のエレナさんがルーマニア料理を作ってきてくれて、降誕祭のお祭り気分が一層アップしました。

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ルーマニアのパーティー料理

 

13時から、教会所在地である平之町の子ども会とのタイアップで「子ども教会見学デー」を開催。

教会に来た平之町の子どもさんに、信者と同じように献灯(イコンにロウソクを献じること)して教会気分を体験してもらい、子ども会と教会とで用意したプレゼントを私から手渡すという流れです。

これまで子どもたちに聖堂に集まってもらって、音楽演奏やクイズ大会などをやってきたのですが、去年に続いて今年もコロナでそういった集合形式のイベントは見送りになりました。

この「見学デー」はその代替策です。

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教会に来た子どもたちにプレゼント進呈

小学生以下の子どもたちが約70人ほど来られ、彼らが灯したロウソクで燭台が一杯になり、聖堂内が明るく照らされました。

 

オミクロン株のまん延は今後心配ではありますが、教会での感染防止対策を万全にしつつ、祈祷もアミューズメントも地域貢献も、全力で取り組む教会にしていきたいと思っています。

ようやく帰宅 神はどこまでも試練を与えたいようです

昨日、船舶成聖祈祷を終えて港に戻り、いろいろな手続きを終えた時は16時近くになっていました。大雨だったこともあり、観光などはしないでホテルに戻りました。

 

しかし、せっかく長崎まで来たので、今日は朝からどうしても見たかったグラバー園に出かけました。

帰りのフェリーは島原港を15時45分に出航なので、午前中にじっくりグラバー園を見て昼過ぎに長崎を発ち、島原に向かえば時間的に楽勝だと思っていました。

強い寒風が吹きすさび、時おり小雪がちらついて、九州とは思えない寒さでしたが、雨が降っていない分だけマシという天候でした。

 

グラバー園大浦天主堂と並ぶ長崎観光の目玉です。修学旅行の中高生でひしめき合っていました。

私は古い建築物を見るのが好きなのですが、グラバー園は広大な敷地に幕末から明治期に日本に来た西洋人の屋敷が集められた場所です。横浜や神戸にも異人館はありますが、スケールが違います。

単なる観光ではなく、そういうわが国の文明開化の遺産を見られると思うとワクワクしてきました。

 

グラバー園の中心である重要文化財旧グラバー邸は、ネットでは修復工事中で内部見学不可となっていましたが、つい最近工事が終わったばかりらしく、建物に入ることができました。
昨日は風雨の中の船舶成聖で散々な思いをしましたので、今日は幸先が良い、ラッキーだと思いました。この時までは…

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重要文化財・グラバー邸

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グラバー邸からの眺め


他にもたくさんある洋館を見て、住んでいた西洋の商人たちのプロフィールを読んでいると、面白くて時の経つのを忘れるほどです。


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すると11時半頃、スマホに着信が。

電話は島原港のフェリー会社の事務所からで、今日は強風のため朝から欠航。あなたは乗船を予約して既にチケットを購入しているが、払い戻すなら港に直接来なければならない、という話でした。

港といっても、島原港に行ってから高速道路で熊本方向に行くには、一般道で諫早まで逆戻りしなくてはなりません。

払い戻しは到着地である熊本港でも可であることを確認し、熊本港に高速で行くことにしました。

 

後ろ髪を引かれる思いでグラバー園を後にし、車を預けてあるホテルの駐車場まで戻って12時半に長崎を出発。

 

風は一層強くなり、台風が来たような状態で、高速道路上では車が風で横揺れして運転しにくいことこの上なかったです。

 

九州自動車道は内陸部を走っているので、熊本インターを降りてから熊本港までは一般道で30㎞近くあります。時間のロスは大きいですが、仕方ありません。

結局、熊本港到着は出発から3時間後の15時半になっていました。

 

チケット代の払い戻し、つまり往復券から行きの片道分の運賃を引いた差額を受け取って、人吉に向かいました。帰宅したのは17時半近くでした。

つまり、休憩や払い戻し手続きに要した時間を引いて、正味4時間半くらい運転していたことになります。

 

それにしても、船で30分で行ける対岸まで、車で遠回りして3時間もかけて行くなんて、クレイジー過ぎて笑ってしまうくらいです。払い戻しを放棄することを除いて、これ以外に他の選択肢がなかったから仕方がないのですが…

昨日の祈祷だけでなく、今日もまた試練が与えられたようだと思うばかりです。

 

明日からは鹿児島に出張し、降誕祭を執り行う予定です。

しかし今日を上回る寒波襲来で、雪が降ることなど滅多にない鹿児島市でも、日曜日の未明は雪の予報…

私だけが大変な思いをするのはいいですが、日曜日に教会に来る信者さんまで大変な思いをしてもらいたくないので、降誕祭に免じてこれ以上の悪天候はご勘弁くださいと神に祈るばかりです。

嵐の海へ 船舶成聖式顛末記

今日はいよいよ長崎でのギリシャ船籍の新船「アトランティック・ホーク」の船舶成聖式。

昨日場所を確認した渡船乗場に正午に来いとの指示です。

 

それで午前中は雨の長崎の街をのんびり散策していたら、施主(神戸の外資系船会社のギリシャ人社長)から電話が。

今日の船舶成聖式に立ち会うつもりだったが、他の予定が入って長崎まで行かれなくなったので、一人で行って成聖式をやってきてくれと言うのです。

こっちはあなたの都合に合わせて日程を延ばしたのに、それで来ないってどういうことだ、と叫びたい気持ちが沸き起こりましたが、神への祈りに日時は関係ありませんから、そこはこらえました。

 

正午前に波止場に行き、まさに釣り船みたいな渡船で出発。


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沖合いと言ってもせいぜい数百mくらいだろうとたかをくくっていたら、渡船は30分ほど走り続け、正真正銘の沖に出ました。

目標の貨物船に接近したら「この縄ばしごを昇って甲板まで行ってください」とのこと。恐れていた通りの展開になりました…


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普段のお祈りルック(?)みたいな革靴とカソックでは絶対無理です。予めズボンをジャージに履き替え、釣り用の長靴と軍手と防寒雨具で完全装備し、荷物もバッカン(磯釣り用のビニールバッグ)に入れて肩からたすき掛けにしていたので、事なきを得ましたが。

しかし、海面から甲板まで20m以上あると思われ、そこを縄ばしごで昇るというのは、年寄りの神父には務まらないな、と思いました。私も還暦近いので、決して若くはないのですが…

 

何はともあれ、無事甲板に到達。大書された「SAFETY FIRST」(安全第一)という標語が何とも皮肉です。

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船長は昼食中とのことで、管理職用の食堂に行って挨拶しました。

過去に船舶成聖したギリシャ船と同様、この船も船長と副官の二人だけがギリシャ人で、他の船員は全てフィリピン人でした。

船内の昼食はミートソースのパスタと、ギリシャのブルーチーズでした。
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正教会では今は降誕祭前の斎期であり、肉もチーズも食べられないのですが、ギリシャ人(当然正教徒)の船長が勧めるので、私もありがたくお相伴に与りました。

 

昼食後に艦橋で祈祷。祈りの後、船内の至るところに聖水を撒いて回りました。


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日本船なら神棚が祀ってあるような場所には、ギリシャ船ならイコンが飾ってあるのですが、そこに真新しい神棚を取り付けようとしていたのにはドン引きしました。船長、あなたホントにギリシャの正教徒?と思いましたが(笑)、真の神が彼らを守ってくれるようにと祈って神棚にも聖水をかけました。


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祈祷は13時半に終わり、14時半に渡船が迎えに来ました。

風雨は一層激しくなり、吹き付ける雨でずぶ濡れになりながら例の縄ばしごを、冗談抜きに本当に死ぬ思いで降りました。

ちなみにわが教団の聖職者は労災保険の対象外なので、転落や溺水などの事故が発生して死んでも全く保障はありません。

渡船に無事降り立ち、港に向けて荒波の中を走り出して、成聖した巨大な貨物船がどんどん小さくなっていくのを見ていると、安心感で全身の力が抜けました。


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キリスト教、とりわけ正教会では教会を「船」、人生を「航海」に例えます。

今日、荒ぶる海の厳しさ、船が与える安心感を実体験して、この教会と人生の比喩も実感できた気がします。

それもこれも、施主の気まぐれのせいで嵐の中の船舶成聖となったからなのですが、こういう経験も神の御旨が働いたからに違いないと思うことにします。

長崎に到着

今日は10時半に人吉を発ち、長崎に向かいました。

 

熊本港でフェリーに乗船。船内にはカフェもあり、なかなか立派な船です。

時速60㎞で、島原までたった30分で到着しました。あまりの速さに驚きました。


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島原から2時間ほど一般道を走り、長崎には15時半に着きました。

 

最初に、明日ボートに乗船する波止場の場所を確認。

本来の祈祷日は今日で、とても天気が良く、風もなくて絶好の航海日和だったのですが、順延になって実際に乗船する明日は大雨の予報…何とも巡り合わせが悪いです。

 

ホテルにチェックインして、すぐ近くの国宝・大浦天主堂に行きました。

1865年、長崎に最初に建てられたカトリックの聖堂です。長崎を焦土にした原爆の被災を免れて生き残ったのは奇跡的ですね。


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併設されている木造の旧神学校と、赤レンガ造りの旧司教館は重要文化財。内部はキリシタンと明治期の長崎宣教関連の博物館になっています。

聖堂も素晴らしいのですが、博物館の展示は実に見応えがあって、私には聖堂以上に魅力的でした。


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大浦天主堂のある大浦町界隈はレトロな建物がたくさんあって、散策にとても良い場所でした。


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今回は仕事で来ましたが、今度はプライベートで来て、じっくり長崎の魅力を味わいたいと思っています。

長崎は雨… 出張は神父というより釣り人の姿で

ギリシャの新造船の船舶成聖式を執行するために、今日から長崎に出張すると書きましたが、施主様のご都合で一日順延。実施日は16日(木)となりました。そのため急いでホテルとフェリーの予約を取り直し、明日出発することになりました。

 

天気予報を見ると、何と運の悪いことか。16日は長崎は雨で、海はかなり荒れる予報です。

そもそも、沖合に停泊している目的の船に港からボートで向かうという話でしたが、荒天ならばボートの上だけでなく、船に着いてもずぶ濡れになってしまいます。船の上では傘は差せませんし、風もあります。

ダウンを着てスニーカーを履いていくつもりでしたが作戦変更。そもそも聖器物を入れる出張用のバッグは防水ではないので、イコンなどの大切な器物が濡れてしまいます。

 

それで今日、ホームセンターの釣り具売り場に行き、バッカン(磯釣りで使うビニール製のバッグ)を購入。祈祷で使う持ち物を全てそれに入れました。

また靴も手持ちのゴム長では、船内でステップを上り下りする時に脱げてしまうおそれがあり、危険なので足にピッタリした釣り用の長靴を買いました。

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雨の海に出るので釣り用のバッグと長靴を購入

上着はダウンジャケットでは水に濡れて駄目になってしまうので、手持ちの釣り用防寒雨具に変更です。

 

私は前職時代、釣りが趣味で、ほぼ毎週末は海に行っていました。

神学校に入ってから釣りは止めてしまい、もう10年以上釣竿を握っていません。道具も東京の自宅の物置に入れたまま放置しているか、処分してしまったかのどちらかです。

それが図らずも、この仕事で釣りグッズを使う日が来るとは…

完全に神父ではなく、釣り人の姿で現地に現れることになります。

 

しかし何はともあれ、冬の荒れた海は寒いし危険なので、安全を心掛けて行ってきます

 

熊本での降誕祭&長男の来訪

この週末は熊本巡回でした。

 

予告で投稿したように、昨日は14時に熊本教会に着いて、妻と二人で約2時間半、会堂の大掃除をしました。

正教会ではロウソクを多用するので、細かいススで壁も窓も黒ずんできます。また、熊本の会堂は日当たりが悪くて湿気が多いせいか、目につかないところにカビが発生しています。

そこで壁も窓も椅子も、入念に拭き掃除しました。

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会堂をくまなく拭き掃除

窓のカーテンは20年近く経っていると思われ、古くて汚れていたので、レースのカーテン(安物ですが)を寄付し、付け替えました。

また信者がロウソクを立てる燭台も、溶けた蝋がたくさんこびりついてオブジェのようになっていたので、分解して熱湯に漬け、綺麗にしました。

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以前のカーテン(上)を新品のレースのカーテンに交換(下)

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綺麗になった燭台

教会が綺麗になって気分爽快です。

 

さて、東京で会計事務所に勤めている長男が長期で休みを取り、私たちに会いに来ました。

東京から神戸まで寝台特急サンライズ」に乗車。神戸から大分までフェリーで船の旅。大分からは鉄道で、途中で阿蘇の温泉旅館に泊まるという優雅な旅程で、昨日の夕方に熊本に着きました。

そこで夜に長男と合流し、鮮魚店が経営している居酒屋に行って、親子3人で熊本の海の幸を堪能しました。

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シャク(有明海特産のエビの一種)の天ぷら

夜の熊本の街はイルミネーションで飾り付けられていました。

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熊本市の中心地・鶴屋百貨店のイルミネーション

 

今日は熊本教会で早めの降誕祭。

参祷者は多くて4人くらいと予想していましたが、信者でない方も含めて7人参祷されました。コロナ対策で会食をしない代わりに、妻が参祷者に配るためにお菓子の詰め合わせを作って用意したのですが、予備を含めて全部はけてしまいました。嬉しいことです。


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祈祷後は宇土市在住の最高齢信徒・ダリヤさん(97歳・仮名)を訪問。降誕祭の廻家祈祷(家庭訪問による祈祷)を献じました。

 

親子3人で帰宅し、出張中の司祭館の留守番をしていた次女も含めた親子4人で、相良村の温泉施設「茶湯里」(さゆり)へ。

長男が人吉に来たのは昨年10月以来で、その時は偶然愛犬が死んで慌ただしく、何もしてやれなかったので、今回はこちらの温泉にでも連れて行ってやろうと思いました。

彼は15日に東京に帰る予定ですが、私も14日から長崎に出張してしまうので、せめてその短い間だけでも息子をもてなしてやろうと思っています。

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相良温泉「茶湯里」のイルミネーション

何はともあれ、仕事もプライベートも充足感のある週末でした。