毎週土曜日は人吉ハリストス正教会のアソビバ(児童開放日)。
私たち夫婦で朝9時に旧司祭館に行って鍵を開け、掃除や草刈りをしながら子どもたちと幹事さんが来るのを待ちます。
今日は熊本市から、インカレのボランティアサークルの大学生たちが来訪。夕刻まで子どもたちの面倒を見てくれました。
ありがたいことです。
私たち夫婦はいったん司祭館に帰って、明日の聖体礼儀のためのパンを焼くなど諸準備。通常の主日の祈祷ではなく、復活大祭から50日目の聖五旬祭なので、夫婦で聖歌の練習などもしました。
午後からは、長崎市在住の男性とZoomで伝道会(教理勉強会)。私の管区の信徒女性と結婚を前提に交際していて、洗礼も考えているとのこと。
ある意味コロナ禍の怪我の功名で、Zoomというツールが一般に定着したわけですが、私のように広域で宣教牧会しなければならない者には心強い文明の利器です。
九州各地で訪問・面接形式で伝道会を開催するのは、時間と交通費がかかり過ぎて到底無理。すっかりZoomの恩恵に与っています。
夕刻に教会に再び行き、聖五旬祭の前晩祷を執行。
写真は大祭の前晩だけに行われるリティヤという特別な祈祷です。「五餅の祝福」といい、大地の恵みを通して私たちに命を与えてくださっている神に感謝して、五つのパン、麦粒、オリーブ油、ワインの四種の食品を祝福します。
コロナ禍で(一応そういうことにしておきます)、晩祷に私たち夫婦以外の参祷者が来たのはこの一年で一回しかなく、今日も夫婦だけでお祈りしたのですが(だからマスクを着けていません)、今日の一日を無事に送れたことを神に感謝しました。