九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

今日は観光、視察、祈祷、打合せ…盛りだくさんの一日でした

熊本県内の山地は紅葉のシーズンです。

紅葉の見ごろの時期は意外と短いので、今日は今が見ごろの山都町・蘇陽峡へ。人吉からちょうど2時間のドライブです。

木々の紅葉以上に、峡谷のスケールの大きさが素晴らしいです。

 

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蘇陽峡

続いて、同じ山都町内の通潤橋に行きました。

通潤橋1854年に完成した農業用水路で、一日に一回、13時に名物の放水があります。放水は2016年の熊本地震による損害のため、ずっと中止されていましたが、今年の夏に再開されました。

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通潤橋の放水

放水は11月までで終わってしまうので、見に来ることができて良かったです。

 

人吉市内に戻り、西瀬小学校へ。

現在、NPO法人カタリバさんが休日にここの体育館を借り受け、被災した小学生の遊び場として開放しています。

人吉の寒い冬を迎えるにあたり、暖房などを考えると会場として厳しいものがあるので、わが教会の旧司祭館を新会場とする方向で話を進めているのは、既に書いているとおりです。

それにあたり実際の状況を見学し、運営について説明を聞くために訪問しました。

 

西瀬地区は市内でも水害の被害が酷かった地域ですが、小学校は綺麗で、つい最近まで避難所として使われていました。

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人吉・西瀬小学校を視察

ちなみにここは人吉が生んだスター(?)内村光良の母校です。

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西瀬小学校は内村光良の母校

 続いてこちらの責任者のY田さんを人吉ハリストス正教会にご案内し、旧司祭館を内見してもらいました。

 

17時から晩祷。執事長(信徒代表)が参祷しましたので、祈祷後に旧司祭館の被災児童への開放計画について打合せました。

私は司祭職にあり、また宗教法人としての教会の代表者でもありますが、教会は私個人のものではなく、公の法人ですから、その施設の使途も私が勝手に決めることはできないと考えています。

執事長に計画についてきちんと説明して賛成を取り付けましたので、12月から実施できるように話を進めていきます。

 

今日は一日、いろいろなことをしましたが、人のお役に立てるように努力してきたことが良い方向に進みそうで、今後が楽しみです。