大型で強い台風10号は九州に甚大な被害をもたらすおそれということで、昨夜は戦々恐々としていました。
真夜中から未明にかけてものすごい風の音がしていて眠れませんでした。
しかし、一夜明けてみると、台風は予報よりもかなり沖合を通過したため、人吉市内の被害は少なく、水害も発生しませんでした。(人吉新聞によれば市内の最大瞬間風速は34m)
風は穏やかになったものの、日中は雨が降ったりやんだりする不安定な天気。
夕方になってようやく晴れてきたので、人吉教会に被害がなかったかどうか確認してきました。
聖堂はまったく被害はありませんでしたが、庭木の一部が折れていました。
また、昔の司祭館だった敷地内の廃屋で、外壁のトタンが一枚はがれ、下に落ちていました。
万一、近隣のお宅に飛んで被害を与えていたら、と思うと肝を冷やしました。
激しい濁流になっていましたが、水位は上がっておらず安心。(川の危険水位は橋脚にライン表示)
しかし、人吉城前の芝生広場は7月の水害で泥で埋まってしまい、今回の台風の雨でさらに沼地のようになってしまいました。
さらに司祭館までの帰路、水害被災地の下青井町を通りましたが、廃墟のまま。今回の台風で復興工事もしばらくストップです。
7月の時のような大きな被害が出なかったのは幸いだったかも知れないけれど、復興への道はまだ先です。