今日は人吉ハリストス正教会で、イエスの洗礼を記念する神現祭の聖体礼儀と大聖水式を執り行いました。
本来の祭日は1月19日（ユリウス暦の1月6日）で、結構日にちが過ぎていますが、九州には私一人しか神父がいないので致し方ないところです。来週は福岡で同じ祈祷をします。
今日は私たち夫婦以外に参祷者が2人ありましたが、コロナ緊急事態宣言下で、教会であるにも関わらず人々に積極的な参祷を求めることができない状況は変わっていません。
私としてはコロナ禍に加え、昨夏に豪雨被害を受けてから、教会の現状を広く伝えたいと思い、ネットでの情報発信に力を入れるようにしました。昨年8月にホームページを新規開設し、YouTube、facebook、Twitter、Instagramの各アカウントと当ブログとを「九州の正教会」の共通名称で全てリンクさせています。
都会の教会ならともかく、参祷者が一けた台の零細な地方教会でそこまでやる必要があるのかという声もあるにはあるのですが、こういう人々の往来が少ない環境ならば、遠隔地というハンデは逆に気にする必要がなくなったと考えています。
夜は以前東京で所属していた合唱団の人々とズーム飲み会。
団内で「日本酒部」を名乗って、頻繁に日本酒会をしていたのですが、私は転勤になってしまったので、彼らと銘酒を飲み比べる楽しみが断たれてしまいました。
しかしコロナ禍のいわば副産物で、Zoomを活用したミーティング（飲み会を含む）が一般に定着した結果、遠く離れていても友人知人とコミュニケーションを取ることが可能になりました。
今日は各自が選んだ銘柄を開けて乾杯。私は木曜日に八代まで牡蠣を食べに行った後で寄った蔵元の新酒を開栓。津奈木町・亀萬酒造の「純米吟醸 今茲」と「にごり酒 生原酒」です。
仕事の面でもプライベートな面でも、コロナによる制約の一方、ネットを通した新たなスタイルが進歩しました。コロナ自体はもちろん歓迎できませんが、新しい挑戦機会が与えられていると思って、使えるツールを有効活用していきたいと思っています。
