昨日は人吉ハリストス正教会で、「アソビバ」(被災児童の会)のクリスマス会を予定していましたが、金曜日に球磨郡でコロナ新規感染が判明したことから急遽中止しました。せっかく妻が子どもたちに配るためのクリスマスカードを作ったのですが、お蔵入りになってしまいました…
そこで昨日は早めに鹿児島出張に出発。
鹿児島県北の出水で武家屋敷と有名なツルの生息地を見学し、夕刻に鹿児島ハリストス正教会に到着しました。
信者さんの方で、クリスマスツリーが飾りつけられていました。
今日は10時から降誕祭の聖体礼儀を執り行いました。
普段見えられない信徒が参祷したので、私が赴任してから鹿児島で最多の10人の参祷者がありました。
最多といっても、鹿児島の聖堂は九州の正教会の中で一番広いので、ソーシャルディスタンスは十分確保できましたが…少なくとも飛沫防止のために聖歌を禁止しなくても大丈夫な状態でした。
「お祭り信者」などと揶揄する言い方がありますが、ルカ伝福音書15章の「放蕩息子のたとえ」にあるように、たとえクリスマスだけしか教会に来ないとしても、ちゃんと教会を思い出して帰って来る人々なのですから、私は喜んで分け隔てなく迎えています。
祈祷の最後の祝福の時は、妻が焼いたクッキーを一人ひとりにプレゼントしました。
コロナ禍で牧会は綱渡り状態なのですが、今後も信徒の健康と教会の平安が守られるよう祈るばかりです。