昨日は福岡の新教会「九州北ハリストス正教会」で聖体礼儀を執り行いました。
参祷者は普段より少ない14人でしたが、朝から30℃超え、昼には35℃を超える猛暑の中、信徒たちはこの新教会に熱心に通ってきてくれるので嬉しい限りです。
昨日は信徒のシメオンさん(仮名)から刻字作品の献納がありました。

シメオンさんは米国出身で、30年以上日本に住んでいて英語教員をしています。
バプテスト教会の牧師の家に生まれ、本人も熱心なバプテストの信者でしたが、日本に来てから正教会の信仰に目覚め、私が旧福岡伝道所で洗礼を授けました。(バプテスト教会と正教会の教義の隔たりはかなり大きいため、正教会への改宗にあたって再洗礼としました)
シメオンさんは美術のタレントのある人で、3月に完成した新教会のステンドグラスは彼が下絵を描き、教会に献納してくれたものです。
今回献納してくれた作品は、シメオンさんが27年前に「毎日書道展」に出品した入賞作です。

「いつも喜んでいなさい」という聖句が刻まれていて、素晴らしいものです。
早速、教会の玄関に飾りました。


そこへ来客が。
少し前に筑豊在住のNさんという女性からメールがあり、数年前に亡くなったお父様が趣味で収集したイコンがあるのだが、お父様を含めてキリスト教徒は身内に誰もおらず、かと言って廃棄するのもはばかられるので、教会の方で引き取ってもらえないかというお話でした。
当方としては、もちろんイコンは大切なものですので、もし寄贈してくださるなら喜んで頂戴しますと返事しました。
するとNさんから前日の6日に、明日イコンを持ってそちらに行くとの連絡があったのです。
Nさんが持参し、教会に寄贈してくださったイコンは5点で、描かれた時期や場所などの由来は不明ですが、どれもプリントでなく画家が実際に描いたものでした。
一番大きいイコンは縦が70㎝近くあるので、海外の教会のイコノスタスに入っていたものではないかと思われます。


亡きお父様は骨董商から買ったらしいとのことでしたが、そのイコンが巡り巡って本来の「居場所」である正教会、それも福岡に新たに生まれたばかりのわが教会にやって来たというのも、神の計らいのような気がします。
そのようなわけで、昨日は教会に「美しいもの」が続々と寄せられて、神の祝福を実感できるような大変幸せな一日となりました。