九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

鹿児島の異人館を見学

昨日の鹿児島は快晴。気温も1月だというのに20℃に達しました。

鹿児島巡回からの帰路、天気が良い日は鹿児島市内で高速に乗らず、海と桜島を見ながら姶良まで一般道を走っています。

今回もそのルートを通り、島津家の別邸・仙厳園の向かいにある旧鹿児島紡績所技師館(通称異人館)に立ち寄りました。

 

この建物は慶応3年(1867)に建てられた洋館で、国の重要文化財に指定されています。また、2015年には「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産にも登録されています。

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旧鹿児島紡績所技師館(異人館

島津斉彬が西洋の近代工業を学ぶため、仙厳園に「集成館」を創設。次の藩主・忠義の代に本格的な紡績工場が建てられました。その工場跡は、今はセブンイレブンとファミレスのジョイフルの敷地になっていますが、英国から招いた技術者たちの宿舎が今も残っているわけです。

このセブンイレブンの駐車場からは桜島が良く見えます。

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桜島の眺め

 

英国人は招聘後1年で帰国させられてしまうのですが、明治5年に明治天皇行幸の休憩所になり、さらに旧制七高の校舎となりました。戦後はGHQの将校宿舎になるなど、数奇な運命をたどっています。

内部もなかなか趣があります。

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異人館の内部

向かいの仙厳園は観光名所ですが、こちらの建物は前述のセブンイレブンとファミレスの陰に隠れているせいか、観光客もまばらです。しかし、幕末の日本人の大工が建てた素晴らしい洋館ということで、一見の価値があります。

鹿児島に仙厳園を見に来られた方には、こちらもお勧めしたいと思いました。