今日は福岡伝道所で降誕祭の予定でしたが、九州北部の大雪のため中止。人吉で私たち夫婦だけで主日聖体礼儀を執り行いました。
私が着任してから、福岡での祈祷はコロナ緊急事態宣言、人吉の水害、そして今回の大雪と、いろいろなトラブルのため中止になり、まだ10回しかやっていません。心苦しく思っています。
さて昨日午後、被災児童支援活動の幹事のYさんが打合せのために、人吉ハリストス正教会の旧司祭館に来たところ、閉まっているはずの風呂場の水道の蛇口から水が激しく出ているのを発見。
私たち夫婦も行って見てみましたが、蛇口を閉めていても水が止まらないので、屋外の元栓を閉めて水道を全て止めました。
風呂場は子どもの集会室には無用の長物なので、閉め切って開かずの間にしていたのですが、この寒波で蛇口の内部が凍結して破損し、昼間に氷が溶けて水が噴き出したものと思われます。
聖体礼儀では水やお湯が必要なのですが、聖堂の水道も使えなくなった以上、司祭館で水とお湯を用意して持って行きました。
旧司祭館を子どもたちのスペースにするために頑張ってきたつもりですが、変なところで足を引っ張られてしまいました…
午後は4時から、夫婦でオンライン合唱に参加した「イコラ・リモート・クワイア」の演奏がYouTubeにアップされました。
Icola Remote Choir New Year Concert
私たちが歌ったのはバッハの「クリスマス・オラトリオ」です。
Zoomで指導を受けて、練習録音を指導者の谷本喜基先生に送り、講評をもらってまた練習。最終的に「本番」の音源を先生に送って、動画に編集していただく、という流れです。
通常の合唱のように、団員たちとアンサンブルで声を合わせて歌うことがなく、ひたすら一人で指揮の動画に合わせて正確な音程とリズムで歌って録音するというスタイル。
まるでオーデイションを受けているみたいで大変でした。
谷本先生によれば、これは演奏というよりむしろ「映画制作」だと。言われてみれば確かにそうだなと思いました。
一人で正確に歌える力が試されたという意味では良い経験でした。
ライブ配信が終わった後は、参加メンバーでZoomで打ち上げ。
コロナ禍に加え、地方在住ということで、合唱という趣味には大きなハンディキャップがあるのですが、リモート合唱というコロナ禍が生んだ新しいスタイルはそれを克服できるものです。
また機会があったら参加してみたいと思っています。