九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

人吉の降誕祭 ホワイトならぬコールドクリスマス

今日は人吉ハリストス正教会で降誕祭を執り行いました。

普段の日曜日は4人か5人くらいしか参祷者がありませんが、今日の聖体礼儀には子どもを含めて15人が参祷しました。

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降誕祭聖体礼儀


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都会ではオミクロン株の出現で、コロナ感染のおそれが再拡大していますが、人吉球磨はもう一か月半も新規感染者ゼロが続いていますので、祈祷後は駅弁販売の老舗「やまぐち」の幕の内弁当と、妻の手料理でクリスマスパーティーを開きました。

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弁当と妻の手料理でクリスマスパーティー

昨年の降誕祭はコロナ感染防止のため会食はせず、祈祷後に弁当だけ配って解散でした。教会はお祈りのためにあるのであって、パーティーのためにあるのでないことは当然ですが、とても味気ないクリスマスだったのも事実です。その意味では、少し前進です。

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お開きの後は、人吉市内在住で参祷できなかった高齢信徒のお宅を2軒訪問。弁当とお菓子を届けて、様子を見てきました。

不測の事態がない限り、今年の祈祷はこれで一年の納めです。

 

それにしても、これまで天気予報では記録的な寒波襲来で、今日の人吉の最低気温は氷点下5℃で水道管凍結のおそれ。さらに1㎝から5㎝の積雪と言っていました。

人吉教会の敷地に入るには、柵のない細い急坂を上らなければならないので、もし積雪や路面凍結が起きたらノーマルタイヤの車は全く通れなくなり、信者さんが教会に来られなくなってしまいます。

そこで道路に撒くための塩化カルシウム剤を大量に買い込み、路面凍結に備えていました。

しかし、今朝気温を調べてみると最低気温は0.5℃。氷点下ですらありません。妻と「何だ、結構あったかいじゃん」と笑いました。

0.5℃で暖かいと感じるのも、これまでの首都圏での暮らしから考えると異常なのですが(笑)。

ともあれ、水道管と路面の凍結の危機を免れ、安心しました。

 

それでも今日の日中は、最高気温が一瞬だけ3℃に上がった以外はずっと2℃以下。さらに強風が吹き荒れていました。冷蔵庫の中の方がまだ暖かいというレベルです。

日が暮れるとさらに気温が下がって氷点下に。今日の最低気温を更新してしまいました。

雪は降らなかったのでホワイトクリスマスではありませんが、いわばコールドクリスマスです。

もっとも全国的に見ると、北海道から山陰にかけての日本海側は猛吹雪に襲われているようです。雪国の人々が大きな災害に遭わないよう、お祈りするばかりです。