今日は熊本ハリストス正教会で降誕祭を執り行いました。
コロナ対策をしながら祝賀会を開くことを考えていましたが、熊本もコロナの猛威に見舞われているのでギブアップ。聖体礼儀終了後ただちに解散し、参祷者には妻が焼いたクッキーをプレゼントするに留めました。
昨日は昼に熊本に着いたので、教会で祈祷の設営をした後、歴史探訪の街歩きをしました。
唐人町の明治時代の古民家を改装したレストラン「ピュアリィ」で昼食。
並びの文化財の町屋のカフェ「器季屋」で買い物。
新町までレトロな街並みを見ながら散策しました。
新町にある天保年間創業の薬屋「吉田松花堂」へ。西南戦争で焼けて建て直された店は時代劇のセットのようです。
ここで江戸時代から作られている胃腸薬の「諸毒消丸」(しょどくけしがん)を買ってみました。
新町から熊本城に向かいました。
まず、二の丸にある熊本県立美術館へ。
藩主の細川家の所蔵品が展示されています。美術館にしては珍しく、展示品は基本的に撮影OKです。
そしていよいよ、修復されて特別公開中の熊本城天守閣へ。
内部には入れませんが、すぐ近くまで行かれるようになりました。
日本を代表する名城の一つだけあって、見応えがあります。
熊本の人々がアイデンティティの拠りどころにするだけのことはあります。
しかし、石垣は崩れたままのところがたくさんあります。
城郭の完全修復はまだ10年以上かかるようですが、それを見届けるまでは今の九州での勤めを辞めるわけには行かないと、改めて思いました。
コロナ禍で教会活動が制約されるのは残念ですが、これからも可能な範囲で経験や見聞を深めたいと思っています。