京都ハリストス正教会の生神女福音聖堂(1903年建立)が国の重要文化財に指定されたことが、2月9日付の官報で告示されました。
祝・国指定重要文化財に指定されました🎊
— 京都ハリストス正教会 (@Kyoto_Orthodox) 2022年2月10日
令和4年 2022年2月9日付の官報告示です↓https://t.co/8E7fubAAqR
文化審議会による答申は昨年11月になされており、その時点で「重要文化財へ」としてマスコミが報道していますが、正式には国が承認したことが官報に掲載されて、それで初めて指定ということになります。
霧島神宮を国宝、ニッカウヰスキー余市蒸溜所など重文に 文化審答申:朝日新聞デジタル https://t.co/oRvaUefM8Z
— 九州の正教会 日本ハリストス正教会九州管区 (@ocjkyushu) 2022年2月10日
日本正教会の聖堂で国の重文に指定されたのは、東京復活大聖堂(ニコライ堂)、函館ハリストス正教会、豊橋ハリストス正教会に次いで4例目です。
函館の教会は日本正教会発祥の地であり、観光名所としても有名ですが、現聖堂の建立は1916年。京都の聖堂の方が歴史があります。
また外観だけでなく、白を基調にした内部も実に美しいです。
京都市内には国宝・重文の神社仏閣が立ち並んでいますが、さすがに教会堂が指定されるのは京都でも珍しいのではないでしょうか。
京都教会は私が所属する西日本教区の主教座であり、とっくの昔に重文になっていてもおかしくないと思っていましたが、今回正式に指定されて嬉しい限りです。
常駐のスタッフは管轄司祭と伝教者だけですから、いつでもフラリと立ち寄って中に入ることはできないのですが、今後は知る人ぞ知る京都の新名所になってくれればと願っています。