今日は鹿児島ハリストス正教会で聖体礼儀を執り行いました。
七五三の時期に合わせて、福岡伝道所で中学生以下の子どもたちのために感謝祈祷を行いましたが、今年の春から鹿児島教会に母子で参祷しているマリヤさん(仮名)も中学生なので、「幾とせも」を献じてプレゼントを進呈しました。偶然、誕生日が今月だったので、大変喜んでいました。
九州管区の信徒はほとんどが高齢者ですが、子どもや中高生の姿をもっと教会で見たいと思っています。
午後は「平之町あいご会」の代表の方とクリスマスイベントの打ち合わせ。
平之町あいご会とは、教会所在地の鹿児島市平之町の小学生と保護者の会です。ほぼ全員が鹿児島で一番歴史のある小学校である山下小学校の在校生で、狭い地域であるにもかかわらず、マンションが多いため、対象児童は百数十人もいます。少子高齢化の地方社会では、珍しく盛んな子ども会です。
鹿児島ハリストス正教会は20年以上前から、平之町あいご会とタイアップして、聖堂でのクリスマス会を行ってきました。
私の着任直後の一昨年も、クリスマス会が開催されました。
昨年はコロナの影響で中止。今年も運動会が学年で分散開催になるなど、学校行事の制約が未だに大きく、あいご会としては従来のような聖堂内でのイベントは見送りにしたいとのことでした。
しかし、それでは2年連続で何もイベントを経験しないまま卒業してしまう子もいます。そのため、あいご会側からの提案として、鹿児島ハリストス正教会の降誕祭の祈祷後、聖堂を開放して、私から教会に来た子どもたちにあいご会で用意したクリスマスプレゼントを渡してもらえないか、とのお話を受けました。
当方としても願ってもない話です。さらに、子どもがプレゼントをもらって帰るだけでは芸がないので、「子ども教会見学デー」として、こちらで用意したロウソクを信者と同じように燭台に献灯する「プチ教会体験」をしてもらうようこちらから提案。快諾してもらいました。
こういうことで子どもや保護者が信者になるとは全く思いませんが、教会として地域の方々、とりわけ子どもたちのプラスになることを今後も心がけていきたいと思っています。