昨日は鹿児島へ出張。
鹿児島市内のカトリック・プロテスタント合同の聖職者の勉強会「牧師神父の会」に呼ばれて、ウクライナの歴史と宗教についての講話を行いました。
日本各地でこのような超教派の「牧師会」が行われていると思いますが、実際に声をかけられて参加したのは初めてです。
会場はカトリック鹿児島司教座のザビエル教会です。
鹿児島ハリストス正教会からは徒歩5分ほどの近所にあります。
薩摩は1549年、フランシスコ・ザビエルが初めて日本に上陸した地。そのため、鹿児島のカテドラル(司教座聖堂)はザビエルを記念しています。
もっとも、島津氏はカトリックの宣教に非協力的だったため、ザビエルは平戸、山口、豊後といった違う土地で宣教しました。そのため残念ながら、鹿児島にはザビエル関連の遺物は皆無なのですが…
講話を1時間と質疑応答や情報交換で1時間、計2時間の集いでしたが、私はこのような超教派、さらには仏教なども含めた超宗教間の交流は大切だと思っているので(必ずしも教団の意向とは一致しないかもしれません。あくまでも個人の考えです)、お付き合いのきっかけができて大変良かったです。
会合の後、鹿児島ハリストス正教会のルーマニア人信徒が市内で6月に始めたルーマニア家庭料理の惣菜店に寄りました。
わが国ではルーマニア料理の店自体が珍しく、まして東京などの都会ならともかく、鹿児島のような地方都市にはまずない店屋でしょう。そのためか、民放のローカル番組に頻繁に取り上げられているとのことで、昼時はとても流行っているそうです。
日曜日は休業のため、鹿児島巡回日は店に来ることができず(そもそも巡回日には店主らは教会の方に来る)、今回の出張で初めて買い物をすることができました。
たくさん買い込んで(店主にだいぶサービスしてもらいました)帰宅。親子三人で美味しいルーマニア料理の夕食を楽しみました。
教会としての性格上、出張はほぼ週末ばかりなのですが、平日に訪れると新しい発見があって楽しいですね。