この週末は熊本に巡回しました。
昨日は午後から妻が熊本市内で手話検定を受験するため、試験会場まで送りました。
妻は1年半くらい前から、福祉に役立つ資格を取りたいと言って手話の講座に通っています。今回、初めての受験です。
妻への慰労ということで、夕食は市中心部の水道町のビストロでディナーコースにしました。この店のシェフは県内の農家出身で、どの料理も熊本県産の食材にこだわっています。
熊本県に住むようになって良く分かりましたが、熊本は米も野菜も果物も、酪農品も魚介類も、栗や海苔やキノコ類も、あらゆる食材が豊かに生産されています。水質も良くて日本酒も美味です。個人的には北海道か東北地方と相通じる食の宝庫のように思っています。こういうところにも熊本県民になった幸せを感じます。
さて、今日は熊本ハリストス正教会で聖体礼儀を執り行いました。
熊本での聖体礼儀後は、人吉に帰る途中で宇土市(熊本市の南隣)在住のキクさん(仮名)を訪ねて廻家祈祷(家庭訪問の祈祷)をすることにしています。
キクさんは人吉出身で1924年生まれ。今でも杖をつかずに普通に歩けますし、頭もはっきりしています。血圧なども正常で、薬は何も飲んでいません。外見は70代後半くらいに見えます。
熊本県自体が平均寿命の都道府県別ランキングで6位の長寿県ですが、キクさんはまさにそれを体現している一人でしょう。熊本の豊かで健康的な食べ物も寄与しているかもしれません。
来月の熊本巡回日は偶然キクさんの97歳の誕生日に当たります。お祝いに来るのでそれまで元気でいるようにと伝えて、宇土を後にしました。