九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

着任後、鹿児島で初めての洗礼!

今日は復活祭前の日曜日、聖枝祭(Palm Sunday)。

エスの受難の直前、イエスエルサレムに入城したことを記憶する祭です。

もちろんイエスエルサレム入城も、十字架上の死も、正教会では不測のアクシデントではなく、神の救いの計画に基づくものと理解しています。

 

今日は喜ばしいことに、私が九州に着任してから鹿児島では初めての洗礼式を執り行いました。

受洗者のアーロンさんはアメリカ・デトロイト出身。鹿児島で英語教師をしています。バプテストのクリスチャンホームに生まれましたが、彼自身は未洗礼でした。

私の着任直後の一昨年11月、「鹿児島の教会にいつ行っても開いていないが、いつなら開いているか」という問い合わせのメールをもらったのが最初でした。

彼は正教会に関心を持っていましたので、鹿児島の巡回日程を伝えたところ、ほぼ毎月熱心に参祷されました。そして自らの信仰を固め、洗礼に至ったのです。

 

昨日の午後に鹿児島教会に着いて、妻と洗礼式のセッティングをしました。

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洗礼式のセッティング

教会の境内にはいろいろな花木が植えてありますが、今は「ニオイバンマツリ」が花盛り。首都圏に住んでいた時はあまり見かけない木だったのですが、咲いた時は紫の花が白く変わるそうで、しかもジャスミンに似た芳香がします。

これから教会はイエスの受難を記憶する1週間となりますが、アーロンさんの洗礼を祝うように花が咲いていました。

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教会のニオイバンマツリ

今日は教会に20人も参祷されました。アーロンさんの知人の皆さんは洗礼式が終わると帰られましたが、残って聖体礼儀に参祷した信者は12人もいました。

私が着任した時は、鹿児島の参祷者数は3人か4人でしたが、その時と比べると夢のようです。もっともコロナの感染拡大で、万一教会で感染者が出るようなことがあってはなりませんので、教会が賑やかなのも痛しかゆしなのですが…

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洗礼(受洗者は私の向こう側)


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来月、鹿児島に来る時は復活祭なので、午後は妻と聖堂に残って黒い内装を全部取り払い、一足先に復活祭モードの内装に取り換えました。

 

帰りに車から見えた桜島はいつも噴煙を上げていますが、今日はこの良き日と来週の復活祭に向けて、花火を上げているように見えました。

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噴煙を上げる桜島