今朝の気温は6℃でしたが、日中の最高気温は何と26.5℃!
先週は24℃超えの日が何日かありましたが、ついに今年初の夏日です。まだ3月なのに信じられません。
午前中は人吉ハリストス正教会で先備聖体礼儀を執り行いました。
先備聖体礼儀とは大斎期間中の水曜日と金曜日に行われる、特別な祈祷です。
午後は国宝・青井阿蘇神社そばの被災者支援物資配布所の「すまいるさろん」へ。
人吉ハリストス正教会を会場に、子育て世代のお母さんや被災児童たちの支援をしているYさんが、水害で被災した下青井町の薬局の店舗だった場所を借りて開設したものです。
今日はこちらに熊本県民テレビ(KKT)の本橋馨エグゼクティブアナウンサーと村上美香アナ(現在はフリー)が来訪。二人は2018年まで、KKTの情報番組「テレビタミン」のMCコンビでした。
本橋アナは先月、人吉ハリストス正教会に来訪。子どもたちに紙芝居を見せてくださいました。
今日はテレビタミンのMCコンビで人吉を再訪され、シニア向けに紙芝居や絵本の朗読をしてくださいました。
熊本出身のお笑い芸人、故ばってん荒川の伝記紙芝居「熊本ルーツ物語」は本橋アナの手製で、人吉教会でも演じてくださいました。
お二人で約1時間、ボランティアで上演してくださいました。ありがたいことです。
トーク会場は上述の元薬局の向かいにある建物で、1階は寿司店でしたが、浸水被害で空きスペースになっています。
隣の個人宅は中ががらんどうの空き家のまま。
この下青井町周辺地区は少し低地になっているため、被害が最もひどかった地域の一つであり、復興はまだまだ先です。
しかし、隣の青井阿蘇神社の前の池には綺麗な水が張られました。
ここはたくさんの蓮が植わった綺麗な池でしたが、水害の時は大量の土砂が流れ込み、流されてきた車が何台も転がっていて、見るも無残な有様でした。
池の周りは桜並木でしたが伐採されてしまい、池にかかっていた文化財の禊橋(みそぎばし)も損壊してしまいました。
しかし、池の泥は数か月前に除去工事が行われ、蓮も植え替えられて、今は水が張られて発芽を待つばかりになったのです。
せめて池の蓮だけでもよみがえって、この人吉の街の復興が前進してくれたらと願っています。