九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

人吉で初めて迎える大晦日と新年

今年もあと4時間となりました。

昨年の大晦日は東京に帰って迎えたので、今年は初めて人吉で大晦日と新年を迎えることになります。

 

昨夜は大雪の予報でどうなることかと思いましたが、幸いなことに雪はほとんど降りませんでした。

その代わり、今日は最高気温は4℃。風も強くて震え上がるような一日でした。

 

リモート合唱で参加した東響コーラス(東京交響楽団の合唱部門)の第九の動画が、ようやく昨日公開されました。年末といえばベートーヴェンの第九ですが、年内に間に合って良かったです。

今日、聴いてみました。


Beethoven/Liszt Symphony No.9 4th mov. (Recording of Tokyo Symphony Chorus)

昨年まで所属していた合唱団ですが、転勤で演奏に参加できなくなって寂しい思いをしていました。

もっとも今年はコロナ禍のため、東響コーラスの出演は全てボツになりましたので、仮に転勤がなくても同じでしたが。

今回、第九を「リモートで参加可」ということで案内が来ましたので、かえって幸いなことに歌うことができたわけです。

もちろん、ライブの舞台とは比べ物になりませんが、こういう形であっても音楽という趣味を共有する仲間と一緒になれたのは嬉しいことです。感動しました。

 

来年のカレンダーは、数日前に人吉市から届いた復興祈念の特製カレンダーを掛けることにしました。

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人吉市の復興祈念特製カレンダー

人吉ハリストス正教会で支援金を募集し、その中から50万円を人吉市に寄付したのですが、市は復興支援の寄付者を対象に、被災した市内の名所や事業所から12か所をセレクトし、復興に向けての取り組み状況を書いてカレンダーにしたのです。

 

今日、コロナ感染者が最多を更新したというニュースが報じられましたが、2021年こそはコロナ禍を克服し、水害からの復興を前進できる年になってほしいと心から願っています。

第九の歌詞のタイトルは「An die Freude」(歓喜に寄す)ですが、まさに歓喜の到来する年になりますように!