九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

年老いた愛犬のスペースづくりに半日を費やしました

我が家は犬を飼っています。「ほたる」という名前です。

15年前に会社を辞めてから飼い始め、来月で16歳になります。

2年前に大病するまではとても敏捷で、隣家との境のブロック塀を猫のように飛び越えてしまうくらいでした。

 

しかし、病気が引き金になって認知症を発症し、さらに去年から体の方の衰えも始まりました。

ちょうど1年前に九州転勤の辞令を受けた時、犬が九州までの輸送に耐えられるかどうか不安はありましたが、最期まで看届けることにして人吉に連れてきました。

 

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写真は昨年6月、まだ体力があった頃の写真です。

https://www.instagram.com/p/By4OADKlK28/

ほたる。14歳8か月。

 

この二か月くらいで急激に下半身の衰えが進んで歩行が困難になり、介助しないと立って餌を摂れなくなりました。さらに室内でのお漏らしが頻繁になってきたので、夜間や外出時など、屋内に入れる時は玄関から上に上げないようにしました。

しかし、いくら玄関を綺麗にしてもすぐ排泄して汚してしまい、イタチごっこが続いていました。

そこで玄関を犬専用のスペースにすることにし、ネットでクッションシートのペット専用カーペットを購入しました。

 

今日は久々に朝から晴天で、祈祷の予定もありませんでしたので、玄関を大々的に掃除。

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表面をしっかり乾燥させてから玄関にカーペットを敷き詰めました。

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犬も満足して、玄関に入れたらすぐ熟睡してしまいました。

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もし犬がお漏らししても、しみ込まない素材なので拭けばすぐ綺麗になり、安心です。

 

玄関にあった履物や傘立ては全て廊下に置くことにし、これで玄関は完全に犬の個室になりました。犬自身も飼い主も、最後まで一緒に快適に過ごせることが最優先事項なので、これでいいのですが。

 

私や妻の同級生は、親の介護で大変な人ばかりですが、幸いなことに私たち夫婦は自分の親が元気で介護の必要がないため、こうして遠隔地での転勤生活を送ることができています。

その代わり、我が家は犬で介護を経験しているわけで、我々中年世代は楽ができないようになっているんだなと痛感しています。