天気予報どおり雨。しっかりとした降りです。
今日は人吉ハリストス正教会のアソビバ(児童開放日)。
妻は朝から手伝いに行き、私は司祭館に残って明日の信徒総会の資料を作成していました。
人吉ハリストス正教会は昭和27年に宗教法人となっています。(教会の創立自体は1880年代)
法令上、宗教法人は年に一回、信徒総会(株式会社の株主総会に相当)を開いて決算や役員人事などを決定しなくてはなりません。
人吉のような地方の小教会は信徒数が少なく、しかも親戚同士だったりするせいか、「法人」としての意識に乏しい印象です。
すぐ「神父さんの方でやっといて下さい」となるのですが、世襲の住職が家業として(失礼ながら)やっている寺院ならともかく、エクレシア(ギリシャ語で教会)の本義は「共同体」であり、教会が神父の個人事業で信徒が顧客なのではありません。
まして、どんなに小さな教会でも法人格を持っているならば、コンプライアンス上不備のない運営をするべきであって、それは教団本体と何ら変わらないと考えています。
昨年の総会で「総会のレジュメを作ってくる神父なんて初めてだ」と言われましたが、以前がおかしいのであって、私は法人の代表兼総会の議長として当たり前のことをしているだけです。
総会といっても数人しか出席しない(そもそも、数世帯しか信徒がいない)ことは始めから分かっているのですが、明日は手抜きせずにちゃんとやりたいと思います。