昨年7月の豪雨災害の時、熊本県内の浄土真宗の僧侶20人が人吉に来て、重機によるがれき撤去の被災地支援活動を行いました。
僧侶ががれき撤去「被災者に寄り添いお手伝いを」 豪雨被害の熊本・人吉 | 毎日新聞 https://t.co/BwZa06296a
— 九州の正教会 日本ハリストス正教会九州管区 (@ocjkyushu) 2021年3月31日
調べてみたら、浄土真宗本願寺派の熊本教区では、2016年の熊本地震を受けて、僧侶たちに重機運転の資格を取らせ、災害被災地支援チームを結成していたとのこと。人吉に来たのはそのメンバーのお坊さんたちだったのです。
わが教団は浄土真宗さんとは比べ物にならない弱小団体で、そもそも九州にいる聖職者は私一人しかいません。ですので、豪雨災害が発生した時は、支援金を集めて寄付するくらいのことしかできませんでした。
どこを見渡してもがれきの山のような状態で、もし自分が重機を運転できたら、この被災して目の前で苦しんでいる方たちを助けてあげられるのに、という思いで一杯でした。
そして新聞のネット記事で、浄土真宗では教団として上記の取り組みをしてきたことを知り、自分の教団をあてにできないまでも、自分が個人的に免許を取ればいいではないかと思い立ちました。
しかし現実問題として、この歳で教習所に通って、大型特殊自動車の運転免許が取れるだろうか、とも思っていました。
ところが、重機の運転は自動車運転免許と直接関係がなく(自動車運転免許は道路を走るための免許)、しかも3t以下なら法定講習を受けるだけで運転資格が取れることを、恥ずかしながら1月になって初めて知りました。
「小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育」という、長い名前の講習です。
そこで、熊本県内のどこで教習が受けられるかを調べ、コベルコさんの教習所が大津町にあるのを見つけました。
https://www.kobelco-kyoshu.com/
予約制なので日程を調べたら、1月だったにも関わらず、何と2か月先の3月末まで満員!
一番早い回の4月1日と2日の二日間講習を予約しました。
講習は朝8時必着なので、大津町内のホテルに今日から泊まり込みです。