毎週木曜日は人吉ハリストス正教会でのベビーとお母さんの会の開催日です。今日は3組の母子が来場しました。
また、今日は宇土の「よか隊ネット熊本」さんはじめ、視察の方が何人も見えました。
このサロンは幹事のYさんが個人的に提唱し、私たち夫婦が賛同して、会場として教会をお貸ししたものですが、もともと存在していた人吉市公認の子育て支援団体「人吉市ほっとステーション九ちゃんクラブ」の幹事のIさんも来訪。Iさんは妻が学童保育の支援員の講習でお世話になり、災害後のボランティア活動でもご一緒した方です。
九ちゃんクラブの「九」は市中心部の九日町の意味なのですが、水害で大きな被害を受けた地域であり、会場が被災したため、市内を転々として活動を続けています。
Iさんいわく、毎年開催していた九ちゃんクラブのクリスマス会の会場として、この教会の集会室を使わせてくれないか、とのこと。
もちろん快諾しました。
現行のベビー&ママサロンのクリスマス会に加え、正式に12月から毎週土曜日、旧司祭館を被災児童に開放することにしましたので、そちらでもクリスマス会を開催します。
祈祷としての人吉教会の降誕祭は12月20日(日)に予定していますが、その後の一週間、子どものためのクリスマス会が三回も続くわけです。
信徒世帯が一桁に減って、これまで細々とやっていた人吉の教会に、信者でないとはいえ、子どもたちが集まって賑やかになるなんて、司牧している私でさえも信じられません。
7月の豪雨災害がきっかけとなって人の輪ができ、教会に人が集まることに繋がったのです。その意味では、あの災害は確かに大きな不幸ではありましたが、洪水とノアの方舟のような「新生の機会」だったといえるかも知れません。
旧司祭館のために、中古ですがカーテンを寄付いただいたので掛け替えました。
これまで以上に人が集まるようになるので、コロナ対策もしっかり行う必要がありますが、将来に希望が見えるのは嬉しいことです。