昨日は鹿児島ハリストス正教会で降誕祭の聖体礼儀を執り行いました。
午後からはいよいよ、地域の子ども会「平之町あいご会」とのファミリークリスマス会。過去20年以上にわたって毎年開催してきましたが、直近ではコロナ禍のため中止が続き、ようやく3年ぶりの開催となりました。
鹿児島教会のある平之町地区は鹿児島市の中心部ですが、最近大型マンションが次々と建てられたためか、若いファミリーが多く、小学生だけで120人以上も住んでいます。
今回は事前の参加申し込みが64人もいたので、密を避けるために初めて13時30分と15時の二回開催としました。
教会でのイベントですから、まずは「神父さんのお話」。「最初のクリスマスプレゼント」である東方の三博士の贈り物をテーマに、与えられるより与えることについてチビッ子向けにお話ししました。
写真では乳香について説明するために、実物を香炉で焚いています。
次に、信徒の知り合いの女性ミュージシャンたちがクリスマスキャロルを演奏。
子どもたちによるクイズ大会。毎年のメインイベントであり、司会と出題者はその年の6年生と決まっています。3年ぶりの開催なのでクイズ大会自体、初めて経験する子も多くてどうなるかと思いましたが、そつなくこなしました。
そして待望のサンタクロースからのプレゼント。以前は子どもたちのお父さんに教会の備品の衣装を着てもらいましたが、今回から米国人信徒のアーロン兄が参入。体格がビッグサイズなので、自前の衣装を購入して現れました。
本物感(?)がハンパでないレベルです。
私からは子どもたちに、かねてから用意しておいた自作のクリスマスカードを進呈しました。山下りんのイコンをプリントして作ったものです。
この日はいつも温暖な鹿児島も凍えるような寒さで、終日冷たい雨が降ったり止んだりしていました。郊外は鹿児島では珍しく、雪が降りました。
さらに、コロナ防止で換気のために窓を開けていましたので、聖堂内の気温もかなり下がっていました。
しかし、聖堂内は久しぶりに子どもたちの熱気に溢れていて、私たち大人まで体も心も温かくなりました。
九州ではコロナ感染が再拡大していて、今後に不安はありますが、このような形で教会が自分の信者だけでなく地域の皆さん、特に子どもたちのために貢献できるよう、努めていきたいと思っています。