九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

熊本に巡回

昨日から熊本に巡回していました。

 

私の妻は保育園で学童保育の手伝いをしていますが、学童保育には2015年に新設された公的資格「放課後児童支援員」があります。

都道府県などが実施する研修を受けないと資格は認定されないのですが、熊本県ではコロナのため研修がしばらく実施されず、妻は資格を取りたいにもかかわらずお預け状態でした。

しかし、ようやく今月実施の研修に出席できることになりました。

 

第一回の研修は昨日と今日の二日間、熊本県庁で実施されました。

昨日は朝9時の開始時間に間に合うよう、7時に人吉を出発。妻を県庁に送り届けました。

 

16時半に妻を迎えに行くまで終日フリーです。

そこで熊本ハリストス正教会に行って掃除をしてから、徒歩10分くらいのところにある熊本市立図書館に行って、来月講師を頼まれている教区主催の講演会のために資料調べをしました。

大学入試共通テストの初日なので、図書館の自習室は受験生で混んでいるかと思いましたが、空いていました。考えてみたら、試験当日なのだから受験生がいるわけないですね。

 

今朝はホテルから再び妻を県庁に送った後、10時から熊本教会で聖体礼儀。

金曜日に受けたPCR検査は陰性の結果通知が来たので、信者さんにコロナを移すリスクはなくて安心しましたが、さすがに熊本県内の感染者が最多更新中のためか、普段来ている高齢信徒の4人しか参祷者はいませんでした。仕方ないです。

熊本教会は聖歌も誦経も、奉仕を頼める信徒がいないので、普段から参祷者がいても妻とデュエット状態で祈祷しているのですが、今日はその妻もいないのでほぼ独演会状態になってしまいました…


www.youtube.com

 

聖体礼儀に引き続き、一昨年永眠した信徒のパニヒダ。故人の奥さんは聖体礼儀に参祷していて、娘さん夫婦とお孫さんがパニヒダに合わせて到着しました。

お孫さんは二人いるのですが、上の子が来なかったので聞いてみると、いま中三で来週が高校入試とのこと。

どこに行っても今は受験一色だなと苦笑しました。

 

今日も妻を迎えに行くまで午後は時間があるので、二日連続で江津湖のほとりを散策しました。

江津湖は湖といっても、加勢川という川の幅が広がった部分であり、南北に細長い形状をしています。熊本市が流域に公園と遊歩道を整備しているので、ウォーキングやジョギングをしている人々がたくさんいます。

また、カワセミが現れるスポットには、アマチュア写真家のカメラが並んでいました。

f:id:frgregory:20220116181750j:plain

江津湖

熊本市阿蘇から下って来た地下水が湧き出る場所であり、水が豊かな街です。おかげで市内の中心地でも、このような美しい景観を満喫できます。

九州に着任して、熊本、鹿児島、福岡と、三つの街を週替わりで訪ねているわけですが、それぞれの街に個性と見どころがあって、いつも巡回を楽しみにしています。