九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

熊本県の無料PCR検査

火曜日から東京の自宅に所用で戻り、昨夜帰宅しました。

東京では先週の時点でオミクロン株がまん延していたので、不安ではありました。

私は以前から書いていますが、自分が病気に罹って苦しむのが嫌なのではなく、司牧者である私自身がコロナの感染源となって、教会の中で信者に移すようなことは断じて許されないと考えています。特に教会に参祷する信徒は重症化リスクの高い高齢者が多いのでなおさらです。

しかも、オミクロン株の感染者の多くは無症状と報道されているので、もし私自身が感染していても気づかないおそれがあります。

 

幸いなことに熊本県は感染拡大を見越して、昨年末の12月29日から県民を対象に、指定の薬局などで無料のPCR検査を始めました。

そこで東京に出発する火曜日の朝、司祭館の近所にある指定薬局に電話。今朝一番の検査を予約しました。楽勝で予約できました。

 

私が東京にいる3日間に、ものすごい勢いで東京の感染が拡大したのは既に報道されている通りです。益々不安は高まりました。

しかし、それは都会だけの話だろうと思っていましたが、鹿児島空港に着いてネットをチェックしたら、熊本県も激増しています。

 

比較的無風地帯だった人吉球磨地方も、都会から年末年始で帰省した人から親族に拡がったのか、会食クラスターが発生しています。

 

どこにいても安心できないなと思いつつ、今朝9時に薬局へ。

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PCR検査を受けた薬局

唾液を採取して提出するだけなので、書類を記入する時間を含めて5分ほどで終わりました。結果はメールで送られてきます。

万一感染していたら家族に感染させるリスクがあるので、昨日帰宅してから家の中でもマスクをしています。妻も娘も保育園に勤めているので、もし彼女らが感染してさらに園児に移るようなことがあったら大問題になってしまいます。

まずは検査結果が出るまでの辛抱です。

 

県内では今週に急拡大したので、検査場はどこも一杯になっているようです。人吉市内の薬局も、私が三日前に電話した時は簡単に予約できたのに、今はどこも1週間待ちだそうです。

早めに手を打っておいて良かったと思いました。

 

明日から一泊で熊本出張です。熊本県内で最も感染拡大しているのは、一番の都会である熊本市ですので、もちろん不安はあります。

秋以降はだいぶ感染が収束していましたし、年末は降誕祭ということもあったので、これまでの対応を緩めて「皆さんで聖歌を歌いましょう」としましたが、また黙祷モード(祈祷中、信者は声を出さない)に戻さなければならないな、と思っています。

 

ワクチン二回接種済みでも安心できないと分かっている今、各自が日常生活で万全に万全を期して感染対策する以外に方法はないと考えます。皆様もどうかお気をつけられますように。