今日は福岡伝道所に巡回しました。
聖体礼儀の前に洗礼式を執り行いました。
受洗者は長崎在住の男性で、福岡伝道所所属の女性信徒と今月婚配式(正教会の結婚式)を挙げる予定です。
数か月前に二人から結婚について相談を受けましたが、彼は正教徒として彼女と結婚し、新しい生活を始めたいとの意思を持っていたので、今日の洗礼に至りました(正教会では信者同士のカップルでなければ、教会で結婚式を挙げることを認めません)。
私が一昨年に九州に赴任してから、福岡では6人目の洗礼です。
聖体礼儀の後は、引き続き中学生以下の子どものための感謝祈祷を行いました(正式名称は学童就学時の祈祷)。
わが国には11月の伝統行事として七五三がありますので、ある意味こじつけで11月に子どもの健やかな成長を願って感謝祈祷を行うこととし、親子で参祷する機会作りにしています。私の管轄教会は少人数ですが、子どものための祈祷はニコライ堂をはじめ、国内の大きな教会ではよく行われています。
今日は普段来ている家の三人兄妹が来られなくなってしまい、子どもの参祷はいつもより少ない2世帯4人に留まりましたが、祈祷は予定通り行い、お土産もプレゼントしました。
正教会では慶事で献じる祈りの文言は「幾とせも」ですが、今日は洗礼式と感謝祈祷とで一日に二回、「幾とせも」を献じることができてめでたい日となりました。