先週末の鹿児島巡回にあたり、土曜日は霧島を訪ねました。
午前中は「霧島アートの森」へ。
山奥の広大な敷地に現代アートのオブジェが点在していて、それを散策しながら眺められるようになっています。
つまり「屋外美術館」ですね。
自分自身には現代美術というのはよく理解できないのですが、今後いろいろ見ていれば目が養われるのかもしれませんね…
14時から霧島市のみやまコンセールで、「霧島国際音楽祭」の演奏会を聴きました。
霧島国際音楽祭は1980年に始まり、今年で42回となるイベント。
また、みやまコンセールはこの音楽祭のために94年に建てられたホールです。席数は700席ほどですが、とても音響が良いです。
昨年度の音楽祭はコロナで今年1月に延期になりましたが、雪の中を泊りがけで鹿児島まで聴きに行きました。
東京から遠く離れた地方に転居しても、ここに来れば一流の奏者の演奏を聴けるので、クラシック音楽好きな私には夢のようです。
この日の演奏会は室内楽。私は高校時代、部活で室内楽のオケにいたので、室内楽を聴くのが大好きです。
前半はオーボエの広田智之さん(都響首席)と大島弥州夫さん(大阪フィル)、ファゴットの井上俊次さん(読売日響首席)の木管三重奏。珍しい組み合わせです。
曲はバッハのトリオ・ソナタBWV1038とベートーヴェンの三重奏曲Op87です。
奏者個々の演奏技術もハイレベルでしたが、アンサンブルの一体感がとにかく素晴らしいです。引き込まれました。
若手の「カルテット・アマービレ」と、大御所のチェロの堤剛さんとヴィオラの磯村和英さんのジョイント演奏です。
お祖父さんと孫の共演みたいでしたが、とにかく感情移入が強烈で、若々しくて熱のこもった私好みの演奏でした。
終演後に鹿児島に向かいましたが、美術と音楽鑑賞で心が充実した一日でした。