九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

熊本で復活祭

コロナの感染拡大が進んでいますが、九州の拡大ペースは特にひどく、昨日は九州各県で一日の新規感染者数が最多を更新しました。熊本県も三桁に達しました。

 

 

そのような訳で、会堂が狭くて密にならざるを得ず、また地域の感染者数も群を抜いている福岡と熊本については、祈祷を所属信徒限りにしたのは、これまでに書いた通りです。

 

そのような中、今日は熊本ハリストス正教会で復活祭の祈祷を執り行いました。

上記のように所属信徒だけしかオープンにしなかったので、先週の人吉での復活祭とは対称的に、参祷者は6人だけでした。

寂しいことですが、感染防止のためには仕方ありません。

 


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妻が作ったイースターエッグとクリーチ(復活祭のためのロシア風菓子パン)を成聖し、祈祷後に参祷者にお配りしました。

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イースターエッグの成聖


さらに今日は母の日。所属信徒の中で高齢女性(ちょうど私たち夫婦の母親と同年代)が4人いるので、鉢植えのカーネーションをプレゼントすることにしました。

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妻が買ってきたプレゼント用のカーネーション

 

4人のうち90代の二人は参祷できなかったので、これらのプレゼントを午後、ご自宅までお届け。元気な姿を見てきました。

 

信者さんをコロナから守るために、教会は最大限の対策をすべきだと考えており、結果として教会の活動が制約されるのも事実なのですが、教会がエクリシア(ギリシャ語で教会。元の意味は「共同体」)であることを失わないように、信者さんとの繋がりをしっかり保っていきたいと考えています。