九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

桜!桜!桜! 球磨郡の桜を巡る!

週末は大雨が降り、気温も急降下。今朝は0.6℃でした!

しかし、日中は晴れて暖かくなってきたので、午後から妻と桜を見に出かけることにしました。

 

まず向かったのは水上村の市房ダム湖です。

湖畔に沿って1万本の桜が植えてある、熊本県内でも屈指の桜の名所です。

 

一番のスポット、汗の原親水公園に車を停めて30分ほど散策。

かなり葉桜になってきていましたが(まだ3月なのに!)、山と湖水の背景に桜が映えて、都会では見られないスケールの花見になりました。

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市房ダム湖の桜

市房ダムは昨年7月の豪雨の時、決壊寸前になりました。この公園も浸水しました。

護岸は損壊し、流木が今も駐車場に積み上げられています。

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昨年の豪雨災害の爪痕

しかし、桜の花がこれまでと変わらず咲き誇っていたことに、これからの人吉球磨の復興の希望が見える気がしました。

 

水上村からの帰路、地元紙の人吉新聞に先週、山江村の「三平桜」が満開と書いてあったので、見に行くことにしました。

カーナビにデータはなく、萩神社という神社の近くということしか分からないので、グーグルマップが頼りです。

 

カーナビ上の行き止まりに手製の看板があり、「この先3㎞」とのこと。車一台分の幅しかない急坂の山道を進みました。

道の片側は谷です。このまま進んで、もし車を方向転換するスペースがなかったら、本当にどうしようかと思いました。

 

ようやく桜が見える場所に到達。

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三平桜(中央)

歩いて木のそばまで行くと、説明書きがありました。

それによれば、桜の樹齢は300年から400年。萩原三平という人物の家の敷地だった場所にあるので、三平桜と呼ばれているとのこと。

こんな電気も水道もない山奥で、萩原三平さんは一体どうやって暮らしていたのでしょうか?

それよりショックだったのは、満開だと思ってこんなに苦労して来たのに、花は終わっていたことです。

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三平桜 花は既に終わり

先週末も大変な苦労をして、伊佐市の日本最大の桜の木を見に行ったのに、花が終わっていました。全くついていません。

 

frgregory.hatenablog.com

 

 悔しいので、同じ山江村の丸岡公園に行ってみることにしました。

丸岡公園は戦国時代の丸岡城の跡で、当地ではツツジの名所として有名です。

 

着いてみると、桜が満開で最高の眺めでした!

快晴の青空が海、桜がサンゴ礁のように見えます。

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丸岡公園の桜

今日は家を出てから帰るまで4時間ほどのドライブ。お彼岸の時期にこんなに咲いた、あるいは終わった桜を見るというのも驚きですが、球磨郡の桜を楽しむことができて良かったと思いました。