我々運営スタッフ以外、来訪者はありませんでしたので、私たち夫婦は2時間かけて聖堂の床磨きをしました。
ニコライ堂のような大教会なら、掃除も信徒の奉仕で行われていますが、地方の小さな教会では手伝ってくれる人はいませんので、何でも神父夫婦でやらねばなりません。
大斎が始まる3月15日からは1週間、毎日朝夕祈祷がありますので、床がピカピカになって良かったです。
さて、昨年の豪雨災害から今日でちょうど8か月です。
つい先日、2月27日に人吉駅前広場に仮設商店街「モゾかタウン」がオープンしましたので、教会からの帰りに寄ってみました。
仮設商店街は飲食店街の紺屋町に「コンテナマルシェ」が先行オープンしましたが、こちらのモゾカタウンは敷地が広い分、より軒数が多く、また飲食店だけでなく洋服店や歯科医院など、いろいろな業種があります。
ちなみに当地でよく「もぞか」という文言を見かけるのですが、球磨弁で「かわいい」という意味です。
ネットで調べたら、熊本弁は「むぞらしか」、天草弁は「みぞか」、薩摩弁は「むぞか」と言うようですが、古語の「愛(め)づらし」に由来するとのこと。九州は方言まで古語が生きているのですが、さすがに古代から栄えた歴史ある土地だなあと感心します。
せっかく来たので仮設店舗で妻と昼食を食べてきました。
ここの事業者さんたちが店を構えていた地域は、これから解体・再建が進められるところです。
一日も早く、以前のように商売できることを祈るばかりです。