土曜日に人吉ハリストス正教会旧司祭館の風呂場の水道が壊れ、やむなく水を元栓で止めてしまったので、教会全体の水道が使えなくなってしまいました。
放置するわけにもいかず、かと言って業者を呼んだらお金を取られてしまいます。そこで今日は天気が好転したので教会に行き、とりあえず自分で直してみることにしました。
くだんの風呂場は空き家だった旧司祭館北側の日当たりが悪い一角にあり、もう20年近く使われていませんでした。
旧司祭館を被災児童の遊び場に改造する時も、風呂場を使うことはないので、ドアノブを外して開かずの間にしてしまいました。
蛇口が閉まっているのに水が激しく出ていると連絡を受けて、風呂場に入ってみると、壁の割れ目から入り込んだツタが茂って天井から垂れ下がり、クリスマスツリーの電飾の中にいるようでした。
今日はまず、そのツタを剪定ばさみで切って取り除き、問題の蛇口をペンチで分解してみました。
水道管にも蛇口本体にも異常があるようには見えませんでしたが、内部のパッキンがデコボコで、いびつになっていました。
それでホームセンターに車で行って同じサイズの部品を買い、付け直したら、何事もなかったかのように水が止まりました。
パッキンが劣化すると、蛇口を閉めても水がポタポタと出て来ますが、水が激しく吹き出てくるのは見たことがありませんでした。
しかし、どうやら水道を長い期間全く使用していなかったため、内部が経年劣化していたところへ、猛烈な寒波で蛇口内の水が凍結し、パッキンを押し広げてしまったのだと推測します。
何はともあれパッキン交換という、素人で直せるレベルだったので安心しました。費用はパッキンの代金の260円ほどで済みました。
一番の問題は水道代ですが、メーターを見たら1㎥くらいしか変わっていませんでした。多分、破損したのは打合せで来訪した人が偶然発見する直前だったのでしょう。
もし、旧司祭館が空き家のままだったら水漏れ箇所が分からないまま、水道料金が膨大なものになっていたでしょう。
考えによっては、閉鎖されていた旧司祭館を人々に開放することを決心したおかげで、問題点を早期に発見できたともいえます。
これも私たちが神に「護られている」ということかも知れません。
作業が終わった時は昼を過ぎていたので、ずっと聖堂内外の掃除をしていた妻と現司祭館近くの居酒屋兼レストラン「サンループ」でプチ慰労会。ランチメニューで一番高い(1000円ですが)カツ鍋定食を二人で注文しました。
今から思えば何でもない日常の一コマなのですが、自分たち夫婦がコロナや災害に襲われることもなく、今日も平和に生かさせてもらえていることは、神のおかげだと感謝しています。