九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

秋本番の人吉~労働も神に与えられたミッション

今朝の人吉の最低気温は2.6℃。朝霧が一層濃くなってきました。

ちなみに霧は天気が良い時に放射冷却で発生するものであり、空が曇っている時は出ません。

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一面の朝霧

今日で愛犬が死んでちょうど1か月の、いわゆる月命日なので、妻がテレビ台の下を片付けて犬の納骨堂にしました。

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テレビ台の下を愛犬の納骨堂に

夫婦で東京に行く機会ができたら、自宅の庭に埋めるつもりですが、今はコロナの感染拡大が著しく、しばらく様子見です。

 

午後は妻と人吉教会に行き、いろいろと作業。

ストーブの芯の交換は慣れてきたので、スムーズにできました。

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ストーブの芯を交換

着火を確認したら、問題なく使えました。

どうやら火が着かなくなる度に新しく、しかも違う機種を買っていたようで、小さな聖堂内に4台もストーブがあります。

しかし、こうやって修繕すればまた使えるわけです。機種が違うので芯も別々の種類のものを買わなくてはならず、その点は面倒でしたが、あまりお金の余裕がない教会なのだから、もっと考えて物を大切にすれば良いのにと思いました。まあ、過去はどうでも、今の管轄司祭は私ですから、私がしっかりしていればいいのですが。

1台は完全に故障していて粗大ごみに出すしかありませんでしたが、あとの3台は健在。しかし、冬の人吉が寒いのは確かとはいえ、こんな小さな聖堂で、しかもエアコンもあるのに3台もストーブは要りませんので、暖房器具のない被災者のために寄付しようかと思案しています。

 

教会の境内はついこの間まで雑草が猛烈な勢いで伸びてきて、草刈りが欠かせませんでしたが、今は落ち葉との闘いに変わりました。

教会は無住ですので、掃き集めた落ち葉は車で司祭館に持ち帰って指定のゴミ捨て場に出さなければなりません。

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集めた落ち葉は持ち帰って捨てる

草刈り、落ち葉かき、大掃除、修繕…九州に赴任してから、お祈りしている時間より肉体作業している時間の方が圧倒的に長いのですが、これも神から与えられた使命だと思うと苦になりません。

 

日が傾いてきたので作業を終え、妻と帰宅。

綺麗な夕焼けが出たので、明日も天気は良さそうです。その分、寒気と濃霧に包まれそうですが。

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今日も綺麗な夕焼け

これだけ落ち葉が多いということは、きっと紅葉も見頃でしょう。

明日は妻と山の方に紅葉を見に行ってみます。