九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。2019年から九州全域を担当しています。

人吉教会の進入路を整備しました~今日もいろんなことに感謝

来週から人吉の教会を、子育て世代のお母さんたちのサロンとして開放するので、今日は教会の入口を整備。

 

教会には3ナンバーの車がギリギリ通れるくらいの細い坂道を登らなくては行かれません。道の片側は高い石垣、もう一方は崖のように切り立ったのり面です。

明治時代に創立された人吉教会が、現在地に移転したのは昭和8年のことであり、当時は一般庶民が車で教会に来るなど全く想定していなかったので仕方がないのですが、今は逆に車以外の手段で市内を移動することの方が稀です。

私は通り慣れていますから平気ですが、外部から初めて来られた方が車で通るのに危険を感じては申し訳ないですし、車を石垣にこすらないよう意識するあまり、のり面から転落してしまったら命にかかわるレベルの事故になります。

 

そこで安全対策として、道とのり面の境目の草を刈り、目印を等間隔に並べました。

目印といっても工事用のポールなどでは無粋なので、花壇用の柵を買ってきました。違和感のない見た目に仕上がりました。

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教会への進入路を整備

司祭館に戻ってネットのニュースを見たら、新大関の正代が故郷の宇土に帰郷との記事が。

熊本県出身力士として史上初めての幕内優勝ですし、宇土市で歓迎行事や凱旋パレードをすると聞いていたので首を長くして待っていたのですが、コロナ禍のため中止になり、「シークレット凱旋」(矛盾した言葉ですが)になったとのこと。

記事には「(7月の豪雨災害は)すごく心配しましたし、何かできることはないかと考え、相撲で好成績を上げることが最大限できることだと思った。今まで以上に相撲、稽古に取り組む意識も強くなった」との本人のコメントが載っていました。

#初優勝し大関に昇進した正代が熊本・宇土市に帰省(毎日新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/DOWXui5NG7

被災地住民として本当に嬉しく、感謝の気持ちで満たされました。

 

今週は北海道の信者さんが、私のお母さん支援のブログ記事を読んで、子供向けのグッズをたくさん寄付してくださいました。一緒に北海道の海産物もいろいろ下さったので、今夜は感謝を込めてそれを肴に、正代の凱旋に熊本の地酒で祝杯を挙げました。

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北海道の信者さんからいただいたツブ貝の醤油漬け

熊本の酒と北海道の肴のコラボ。いろんな絆を大切にしたいですね。