九州の正教会

日本ハリストス正教会のグレゴリー神父です。熊本県人吉市から情報発信しています。

子育て世代のお母さん支援、スタートに向けて話し合いました

先週、人吉で子育て世代のお母さんのためのサロンづくりを考えているYさんとお会いし、人吉の教会を見ていただきました。

 

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そしてスタートにあたり、賛同して手伝ってくれる方たちを集め、具体的な運営内容について話し合ってもらうこととなりました。

 

Yさんは多良木町在住で、私の妻が学童保育の支援員として働いている人吉市内の保育園で、半年くらい前まで保育士をされていました。水害後は被災者支援のボランティアをされており、人吉教会の信徒が経営している被災保育園にも先日、絵本を届けてくださいました。

Yさんは10年ほど前、多良木町で「キッズサークル」を運営していましたが、それを今回人吉で再開し、乳幼児を抱えて被災生活されているお母さんに、安全な子どもの遊び場と本人たちの語り場を提供したいと考えたそうです。

 

今日はYさんのキッズサークル時代のお仲間と、県北で子ども食堂を運営しているCさんや、教育支援の某大手NPOのUさんとで、計7人集まっていただきました。

降誕祭以外の祈祷でも、これだけの人数の人々が人吉の聖堂に来ることは稀です。

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お母さん支援ボランティア打合せ

決定事項としては、以下のとおりです。

①会の名称は「ベビママすまいるさろん」(仮称)

②開放日は週に1回、朝9時半から正午まで。

③誘拐などの不祥事防止のため、飛び入り参加不可の事前登録制とする。よって開放日も週によって曜日を変え、登録者以外には開示しない。

④参加費は1回につき1家族100円。会場の人吉ハリストス正教会への献金として。

⑤以上の項目を盛り込んだチラシを作成し、仮設住宅地など人吉市内の各所で配布。

 

さらに正式な地域の児童福祉活動として、Cさんに関連団体に予算をつけていただき、そのお金で屋外で子どもを遊ばせるためのテーブルや椅子と日よけテント、来場者に場所を示すためののぼり旗(教会の敷地入口は極めて分かりにくいため)を整備することとしました。それらはかさばるものですが、空き家の旧司祭館という広大な「物置」がありますので、保管スペースも問題ありません。

 

さすが皆さん、福祉ボランティアのベテランばかりで、ど素人の私はただ関心するばかりなのですが、とりあえず会場提供者ですので、広大な原っぱ(一応教会の庭ですが)の整備に精を出すこととします。

 

早速来週からオープンすることになりましたが、これからの展開を大変楽しみにしています。

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きれいな夕日