今日の午前中は西日本教区の司祭会議がZoomで行われました。
教区主催の講演会や信徒向け勉強会などの集合型のイベントは、ほとんど全てが京都教会か大阪教会で行われるのですが、コロナ禍のため今年3月以降は全く開催できずにいます。
そこでZoomとYouTubeを活用し、ネット上でやっていこうということで構想を話し合いました。
九州の人々としては、関西方面に出ていくのは時間も交通費もかかるので、「どうせ自分たちは蚊帳の外だよ」という冷めた感覚があったのですが、そのような「オンライン研修」が実現すれば距離に関係なく、関心のある人が参加できます。
それは願ったり叶ったりだと思いました。
ちょうど私の管区でも、コロナ禍以前から祈祷は個別の教会で月一回しかなく、しかも広い九州に四か所しか教会がないということで、祈祷に実際に与れる人が限られてしまうのが難点だと思っていました。
しかし、コロナ禍で全国的に祈祷が非公開化される中で、YouTubeでの祈祷の動画配信に踏み切る教会が増えてきましたので、私も遅ればせながら始めることにしました。
とりあえずカメラを置いても邪魔にならないだけの広さのある人吉教会と鹿児島教会で撮影することとし、テストを兼ねて今日の夕刻に行った、イエスの母マリヤの誕生を記憶する生神女(しょうしんじょ)誕生祭の晩課という祈祷を撮ってみました。
本来なら徹夜祷(てつやとう)といって2時間くらいかかる祈祷ですが、こちらでは土曜日に参祷者はめったに来ないので、30分ほどの晩課だけで終わりにしています。
今のスマホは画質もマイクも性能がいいですね。編集なしで上手く収録できました。
明日は聖体礼儀を収録します。
信者だけでなく信者でない人にも、いやむしろ信者でない人にとって、教会にわざわざ足を運んで祈祷に与るのは、気持ちとしてハードルが高いと思うのです。そういう人たちにも「教会の中では普段何をやっているのか」をお見せできるので、メリットがあるのではないかと思っています。
これで将来、実際に教会へ行ってみようかと思う方が増えてくれたら嬉しいのですが…